半導体ベンダの米Atheros Communicationsの日本法人であるアセロス・コミュニケーションズは1月20日、パソコン向けギガビットイーサネット(GbE)コントローラ「AR8131M」とファストイーサネット(FE)コントローラ「AR8132M」を国内市場向けに提供を開始すると発表した。
2製品ともに、同社のイーサネット向けチップ製品「ETHOS」ファミリのラインナップであり、独自技術で、スリープモードなどパソコンの使用状況に応じて有線接続に要する電力を動的に調整する「オートマチック・パワー・セービング(APS)」ならびに、イーサネットケーブルの長さを30m以下、30~60m、60m以上の3段階で検知し、長さに応じて消費電力を調整する「Green Ethernet Technology」を採用することで、ノートパソコンの無線接続時で20mW、スタンバイモード時で10mW以下の消費電力を実現している。
ともに、6mm×6mmの48ピン、QFNパッケージを採用。スイッチングレギュレータと512バイトのEEPROMを1チップに集積し、RBOMコストを最小限に抑えることが可能となっている。
また、同社は、2007年11月に発表した家庭用ネットワーク機器および家電向けGbEスイッチ「AR8316」の量産出荷を開始したことを併せて発表している。同製品は、先述の2製品同様Green Ethernet Technologyを搭載しており、待機時消費電力を0.1W以下まで低減している。