command-listコマンド

最初に試していただきたいのは「command-list」コマンドだ。このコマンドを実行すると、現在利用可能なコマンドの一覧が表示される(以下参照)。

calculateコマンド

では、軽いところから。「calculate」コマンドを実行してほしい。同コマンドは、引数で与えられた数式を計算して、結果を表示してくれる(以下参照)。結果の表示にEnterキーの押下は必要ない。

mapコマンド

続いては、「map」コマンドである。こちらは、Google Mapsを呼び出すためのショートカットとして使えるコマンドだ。

コマンドの引数に住所を入力してEnterキーを押せば、Google Mapsを新しいタブで開くことができる(以下参照)。このコマンドが面白いのは、住所を入力している最中にも地図のプレビューが表示される点だ。内部ではGoogle Static Maps APIを利用しているとのことだ。

youtubeコマンド

「youtube」コマンドを引数付きで呼び出すと、以下のように、Youtubeを検索した結果がサムネイルによる一覧形式でプレビューされる。Enterキーを押すとYoutubeのサイト上で検索結果が表示され、プレビュー内のリンクをクリックして動画を再生することもできる。

tinyurlコマンド

「tinyurl」コマンドは、TinyURLというサービスを利用するためのコマンドだ。TinyURLでは、どんな長いURLも非常に短いURLに変換してくれる。Twitterのような、投稿に際して文字数制限がきついアプリを利用する際にとても重宝する。

同コマンドの引数にURLを指定してからEnterキーを押すと、TinyURLによって短いURLが生成され、さらにそのURLが現在フォーカスが当たっているテキスト入力エリアに書き出される(テキスト入力エリアにフォーカスが当たっていない場合はエラーになる)。

twitterコマンド

Twitterを使っている人が重宝しそうなコマンドが「twitter」だ。コマンドの引数にメッセージを入力してEnterキーを押すだけで、Twitterにメッセージを投稿することができる。

zoomコマンド

「zoom」は、その名の通り、Firefoxをズームさせるコマンドだ。現在表示しているページの表示倍率を変えるのかと思っていたら、そうではなかった。Firefox自体が拡大/縮小して表示され、ちょっとビックリしてしまった。

以上のように、Ubiquityには簡単に使えるコマンドがたくさん用意されている。ここに挙げたのは、まだほんの一部にすぎない。操作に慣れる必要もなく、どんどん使っていけるので、ぜひお試しいただききたい。

さらに、Ubiquityでは、以降で示すように、コマンドを自作することも非常に容易に行える。