Webサービスをマッシュアップする「Ubiquity」

Mozillaの研究開発部門Mozilla Labsは26日 (米国時間)、Web上にあるデータを組み合わせて使用するためのFirefox用プラグイン「Ubiquity 0.1」をリリースした。ソースコードは、他のMozilla製品と同様にGPL / MPL / LGPLのトリプルライセンスを適用、オープンソースソフトウェアとして公開されている。

Ubiquityは、Web上のデータ / サービスをつなぎ合わせ新たなタスクを創出するマッシュアップツール。URLバーへコマンドを入力するか、Firefoxのウインドウ内に表示されている文字を選択することで、GoogleやYouTubeなどのサイトを利用した検索や、Gmailなどのメッセージングツールへの転送など、サイト間で連携した作業をプログラミングの知識なしに処理できる。ほかにも、WikipediaやAmazon、EbayといったWebサイトとの連携が可能。

サイトで公開されている動画には、Webメールの文章にある住所をもとに地図を表示し、その地図をメールに添付したうえで送信する、といった作業を地図サイトを開かずに進める活用事例が紹介されている。

現行バージョンのUbiquityは、Windows XP / VistaまたはMac OS Xで動作する。Mac OS Xの場合、メッセージ通知ツール「Growl」をインストールしておくと、アラート情報をポップアップ表示することができる。