今回は、SpringSource Application Platform上でのプログラミングについての初歩的な説明を行った。今回学んだことをまとめると、以下のようになる。
- WARファイルはSSAPでもサポートされる。しかし、SSAP準拠のWebモジュールに移行することが望ましい
- SSAP準拠のWebモジュールは、OSGiのメタデータを含むWAR形式のファイル。これにより、「WEB-INF/lib」を用いて依存関係を管理する必要がなくなる
- さらにPARファイルを用いて、複数のOSGiバンドル(とWebモジュール)からなるエンタープライズアプリケーションを作成することも可能
SpringSource Application Frameworkは、過去の設計における失敗や仕様の肥大化からいろいろな欠点が指摘されているJava EE標準に対して距離を置き、美しいアーキテクチャ上で理想のエンタープライズJava開発を実践しよう、という動きから生まれたものだ。
こうした動きが一般に広く受け入れられるかどうかは今後の展開次第だが、大きな可能性を感じることは事実である。Springを既に利用しているプロジェクトでは、移行のハードルも低いので、採用を考えてみる価値は大いにあると言えるだろう。