毎日コミュニケーションズは、ロボット関連書籍の新刊として「カスタムロボットパーフェクトブック」(著者: 岩気裕司/田中誠二)を発売した。"二足歩行ロボットをカッコよく自作・改造する本"として、オリジナルロボットの製作のHOW TOを網羅した内容となっている。判型はB5判、192ページで、価格は2,940円。

本書では、バトル大会用ロボットに必要なサーボモーターやアルミ材の選び方から始まり、フレーム設計やモーション作成のコツなどを伝授。前作「KHRパーフェクトブック」で好評だったという外装の工夫についてもより詳細な解説がされている。

また、本書のためのオリジナルロボットとして、イトーレーネツ製フレームと自作フレームを組み合わせ、サーボモーターに近藤科学製のKRS4000、心臓部のコントロールボードには同じく近藤科学の「RCB-3HV」を使用した全長45cm、重量約3kgの本格バトルロボット[二代目十兵衛]を製作。さらにhpi製のG-ROBOTSをベースに、「ねんど」で外装を制作した女の子型ロボット[メカでんでん]も掲載。併せて油粘土を使ったデザイン検討や、それを石粉粘土に置き換えるテクニック、軽量化のアイデアも紹介している。

[二代目十兵衛]

[メカでんでん]

そのほか、ガレージキットメーカー大日本技研によるプロフェッショナルの造形技術(型取り複製や簡易FRP、3D CAD設計やMODELAによる削り出し)など、外装づくりのヒントが満載でオリジナルロボット製作に必携の内容となっている。

サーボホーンやフリーホーン、フリクションスペーサーのオススメ品や効果なども解説

プロの外装作りも写真と本分で丁寧に伝授される