米Integrated Device Technology(IDT)は、DisplayPort 1.1a規格に準拠したレシーバLSI「VPP1600EMG」のサンプル出荷を開始した。パソコンのディスプレイや薄型テレビなど、フラットパネルディスプレイ製品で利用する。

DisplayPort規格は、ディスプレイのデジタル映像インタフェース規格で、VGAやDVIなどの置き換えを狙って開発された。現在、同規格に対応したディスプレイ製品は出荷が始まった段階で、今後の普及が見込まれている。IDTでは、同規格に対応するレシーバ製品を「PanelPort」と呼んでおり、今回発売された「VPP1600EMG」はPanelPortの第一弾となる。

本製品は、タイミングコントローラを内蔵。また、EMI(電磁気妨害)を抑制するために独自のスペクトラム拡散クロッキング技術を用いている。そのほか、著作権保護のためのHDCP 1.3によるセキュリティ暗号化機能なども搭載している。パッケージは100ピンのTQFP。