JSPやJSFページなど、画面の開発環境は、大変使い勝手のよいものに進化してきている。ここでは、ICEfacesのコンポーネントを用いた、プレゼンテーション層の実装を楽にするための開発環境を紹介する。

ICEfacesを用いたアプリケーション開発環境として、BEA Workshop、Eclipse、MyEclipse、NetBeans、Oracle JDeveloperなど、著名なIDE向けのプラグインが用意されている。2007年12月には、Eclipse 3.3(およびMyEclipse 6.0.1)、NetBeans 6.0に対応したプラグインがリリースされた。

現在、サポートなしにダウンロードできる最新版は、ICEfaces 1.6.1対応のプラグインである。

図2は、ICEfacesのプラグインをインストールしたMyEclipse 6.0.1上で、Visual JSF Designer(JSPページなどのエディタ)を用いて、JSPページのソースファイルにJSFのタグを記述している様子を示している。

図2 ICEfacesのプラグインをインストールしたMyEclipseのVisual JSF Designer

本エディタを用いると、画面イメージを参照しながら、各種ページの開発が可能となる。図2右上のPaletteには、ICEfacesが用意しているカスタムコンポーネントが揃っている。この中から、利用するコンポーネントを、上部の画面イメージまたは下部のソース中にドラッグ&ドロップすることで、画面イメージとタグの雛形が作成される。また、図2のように、上部フレームの画面イメージと下部フレームのソースが連動し、フォーカスが切り替わる。「コンポーネントショーケース」のJSFページを参照する際には、ぜひ活用していただきたい。