米Ziff Davis Enterpriseは、米国内企業のWindows Vista導入事情などを調査した最新レポートの発表を行った。

同レポートによれば、今年3月の時点で、Windows Vistaが社内で利用されている主なOSであると回答した米小中大企業は、わずかに2%。今後半年以内にWindows Vistaを積極導入する明確なプランはないとの回答企業も、実に6割を超えた。

また、来年の社内IT環境の見通しに関しても、引き続きWindows XPが主流を占めていると思うとの回答企業が7割を突破。Windows Vistaは導入せずに、次期OSとされる「Windows 7」を導入していきたいとの回答も目立ったほか、中小企業では、Windowsではなく、Mac OS Xの利用を進める傾向も強まっているようだ。

社内で利用されている主なOSは?

OS種別 企業全体 10~999人規模 1,000人以上規模
Windows XP 92% 87% 96%
Mac OS X 4% 8% 1%
Windows Vista 2% 1% 2%
Linux 1% 3% 0%

Windows Vistaの社内導入時期は?

期間 企業全体 10~999人規模 1,000人以上規模
導入済み 21% 19% 23%
6カ月以内 18% 30% 10%
6~12カ月 33% 26% 38%
12カ月以上 28% 26% 30%