ところで、ここまでの画像で使用してるのは全部タダで入手したスキンや衣類だが、これらは購入したり、または、時間をかけるなら自分で作ることもできる。

プリムの作成は、髪の位置を調節するときに使った編集のツールで行う。プリムで形を作り、必要に応じてテクスチャを貼りつける。テクスチャは、リンデンラボが無料で提供しているものもあるし、他にも有料/無料でいろいろ出ているので、Second Life内で入手できるものだけでけっこう作れる。

スキンや衣類は、容姿の編集でも作成できるが期待しないこと。だいたいは、Photoshopなどのグラフィックソフトを使って作る。まずは、Body PatrsとClothesの基本テンプレート(psd形式)を入手しよう。これらは何種類かあり、ちょっとググれば、いろんなサイトからダウンロードできるだろう。

テンプレートを利用して、スキンや衣類を作ったら、Targa形式(拡張子は.tga)でアップロードする。ところで、公式ガイドブック『Second Life: The Official Guide』では、フォトショップでtarga形式がうまく作れないときのソフトとして、Paint Shop Proと無料のGIMPを紹介している。そのせいかGIMPを利用してデータを作成している人もけっこういるようだ。

たとえば、シャツとフレックスのスカートの組み合わせなどは、テンプレートを利用してシャツとスカートの下にはくズボンを作り、ヒラヒラ部分のプリムも作ることになる。通常、スカートは、同じ形のプリムをぐるっと並べて作るが、そのための道具(縫製機とでもいえばいいんでしょうか)も、有料/無料で提供されている。

プリムの作成は「立てる」ボタンや、パイメニューの「編集」「生成」で出てくるウィンドウで行う

フレックスのスカーフの出来上がり。雑な仕事で恐縮です。テクスチャは、在庫目録のライブラリにはじめからはいっているものを利用

ダウンロードしたCMFFテンプレート。これは上半身用。PhotoshopやGIMPの操作方法を知ってる人なら、レイヤーを操作して衣類やスキンなどが作れる

ヒラヒラの1枚を作ったら必要な枚数をコピーして丸く並べてくれるプリム・スカート製造機。これがなくてもプリムのスカートを作れるが、あると便利

さて、ここまで、容姿について解説してきた。しかしアバタに必要なのは容姿だけだろうか? 答えは否だ。