Java Community ProcessのJSR 315 Expert Groupは6月19日から7月2日(米国時間)にかけて「JSR 315: Java Servlet 3.0 Specification」のJSR Review Ballotを実施している。同規約はJava Servletsの次期仕様に当たるもので、Java EE 6でのリリースが予想されている。

Java EE 6 / Java Servlet 3.0で目指す機能はいくつもあるが、特に大きな目標は拡張性の実現とプラガブルな機能の提供にある。また引き続きEoDを推進するための機能も取り込まれる見通しだ。それ以外では非同期通信機能のサポート、非ブロック入出力機能のサポート、アライメントのサポートなどがある。

多くの機能は現在開発されているものであり、現状を整理しつつ仕様をまとめるといったことになりそうだ。Java Servlet 3.0がリリースされるのはもう少し先の話になるが、方向性を理解するという意味でも同ドキュメントは興味深い。Webアプリケーション開発者はチェックしておくとよいだろう。