インターネットイニシアティブ(IIJ)は9日、米GDX Networkと、メッセージ交換ネットワークサービス事業を担う合弁会社GDX Japanを設立することを発表した。資本金は1億6,000万円。IIJが51%を、GDX Networkが49%を保有し、IIJの連結子会社として4月より事業を開始する。

新会社の主な事業内容は企業向けメッセージングネットワークの構築およびメッセージ交換サービスの提供とされる。GDX Networkが提供を予定しているサービスを、GDX Japanが共同開発し、今年秋をめどに日本向けサービスを提供していきたい考えだ。

GDX Japanの代表取締役社長には鈴木幸一・IIJ代表取締役社長が、取締役には島津佳裕・IIJ代表取締役社長が就任戦略企画部次長、近藤学・IIJサービス企画推進室長、John Street・GDX Network CEO、Scott Chasin・GDX Network CTOが就任する。

IIJでは、MX Logicのメッセージング技術と、IIJが数十万規模のメールアカウントを管理・運用してきた実績からくるノウハウを融合し、新世代のメッセージング環境を実現していくとしている。

GDX Networkは米MX Logicの100%子会社。MX LogicはメールやWebセキュリティに強みをもつMSS(Managed Security Service)プロバイダで、IIJのメールソリューション分野における技術提携先でもある。