ハミルトンは「カーキ フィールド メカ 36mm ジャパン エディション」を発売する。価格は9.9万円、発売は5月末の予定だ。米空軍ナビゲーター向けに開発された「FAPD 5101」をルーツとする復刻モデルだが、特徴は? 実物をチェックしてきた。
ベトナム戦争期のモデルが復刻
「カーキ フィールド メカ 36mm ジャパン エディション」はアメリカの建国250周年を記念し、2026年の1年間だけ限定生産するコレクターズピースだ。1970年代にアメリカ空軍のナビゲーター向けに制作された歴史的なミリタリーウォッチ「ハミルトン FAPD 5101」の復刻モデルで、コンパクトなサイズ、マット仕上げのケース、機能的な文字盤レイアウトなど、当時の仕様を忠実に再現している。
オリジナルの「FAPD 5101」はベトナム戦争期に、過酷な環境下でも絶対的な信頼性を必要とするナビゲーターのために開発された。FAPDという略称は「Federal Aviation Procurement Division」(連邦航空調達部門)を意味しており、その用途が航空任務であったことを示している。当時、厳格な軍用スペックをクリアしたハミルトンが、アメリカ軍に供給していた。
ハミルトン インターナショナルCEOのフランチェスカ・ジノッキオ氏は、復刻モデルの発売についてこう語る。
「歴史とリンクする、とても大きなコレクションになります。オリジナルのFAPD 5101は、現代においても人気の高いモデルです。私たちはこれを再解釈し、現代の要素を加えて新作としてリリースします。アメリカにルーツを持つハミルトンが、アメリカ建国250周年を記念するモデルを発表できることを非常にうれしく思います」
ハミルトンは「ルーツ」と「DNA」を大事にしており、ヴィンテージピースからさまざまな要素を受け継いでいる、と語るジノッキオ氏。オリジナルのFAPD 5101が1970年の1年間だけ生産されていたモデルということで、今回の「カーキ フィールド メカ 36mm ジャパン エディション」も2026年の1年間に限って生産することを決めた。
デザイン面では、アクリル製の風防を踏襲。加えて、オリジナルの当時は存在していなかった、現時点における最高グレードのスーパールミノバ(蓄光塗料)を採用した。時計とストラップをつなぐバネ棒がフィックスされた仕様も当時の設計を継承しており、堅牢性が担保されている。
当時、戦場で兵士が身につける時計は、小ぶりなサイズ感であった。そのためオリジナルのFAPD 5101はケース径が36mmだった。今回の新作もケース径36mmを採用している。
ムーブメントに手巻きの機械式(H-50)を採用したのも、付け加えた現代的な要素のひとつ。標準持続時間(パワーリザーブ)は80時間と長い。
なお、日本市場向けとして、特別なパッケージと交換用レザーストラップを同梱した「カーキ フィールド メカ 36mm ジャパン エディション」を1,000セット限定で用意している。









