自動車の製造で長い歴史を持つ国には、その国を代表するような「本格オフローダー」が存在する。ドイツなら「Gクラス」、日本なら「ランクル」といった具合だ。ただ、イタリアとなると、それらしきクルマが思い浮かばない。それなら……ということで、ジムニーノマドで作ってしまったのがダムドだ。
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もしもランチアがオフローダーを作ったら…
ダムド(DAMD Inc.)が「東京オートサロン2026」に展示したうちの1台が、スズキ「ジムニーノマド」をベースとするカスタム車「JIMNYNOMAD Armata」だ。
現場で話を聞いたデザインの担当者によると、今回のテーマは「空想から生まれた」そうだ。
「世界にはいろいろなオフローダーがありまして、例えばドイツならGクラス、日本ならランクル、イギリスならランドローバーといった具合なのですが、『だけど、イタリアにはないよね』という話から、このクルマのテーマが決まりました。もしも、ランチアやアルファロメオがオフローダーを作っていたら、こんな姿だったのでは……というのを、ジムニーノマドで再現しています」
独特なフロントフェイスは、ランチア「デルタ」の顔だ。サンドベージュと黒の2トーンカラーも「イタリアンなしゃれっ気が出るのではないかと思って」塗装したという。
車高は純正のまま。ブロックタイヤを履かせた分、少しは上がっているものの、あえてリフトアップはしていないそうだ。フェンダーも塗り直してはいるものの純正だという。それなのに、顔が変わった印象が強いからなのか、ジムニーノマドとは違ったクルマに見えてしまうからスゴイ。
ダムドではジムニー、ジムニーシエラで豊富なカスタムの実績があり、「ジムニーシリーズ」でいうと今回のカスタムは9キット目になるという。デザイン担当はノマドの印象について、以下のように話していた。
「シエラとは、全く別のクルマだと感じます。シエラは、いい意味で『チョロQ』といった感じのキャラで、かわいいスタイルがすごく似合うのですが、一方のノマドは高級感やクラス感があって、長さを強調するテーマのカスタムパーツが似合いそうです。今まではシエラしかなかったので、カバーできなかった部分があったのですが、ノマドの登場により対応できるようになれば、お客様にも喜んでいただけるのではないでしょうか」
シエラに対してホイールベースが伸びているノマドの登場で、今後はジムニーのカスタムの幅が広がりそうだ。














