ホンダは「2026 ビジネスアップデート」を発表し、ハイブリッド車(HV)に注力していく姿勢を鮮明にした。説明会の会場では、今後2年以内の発売を目指す新型ハイブリッド車2車種のプロトタイプを公開。写真でデザインをチェックしていただきたい。
次世代ハイブリッド車は燃費も走りも進化?
ホンダは2040年までに新車販売を電気自動車(EV)および燃料電池自動車(FCEV)のみにするとしていたが、この目標は撤回。今後は「CO2の総量」にフォーカスした新たな目標を掲げる方針で、現在は2035年までの数値目標について精査中とのことだった。
「脱エンジン」を取り下げつつもカーボンニュートラルに向けた取り組みは続けていくというホンダにとって、重要となるのは電動車、つまりはHVの販売だ。
2027年にはハイブリッドシステムとプラットフォームを刷新した新世代HVの投入を開始。最重要市場である北米を中心に、2029年度までにグローバルで15モデルを発売する。ホンダのHVは今のところ小~中型車のみのラインアップだが、2029年には北米で「Dセグメント以上」の大型HVを登場させるそうだ。HVの販売台数としては、2030年までに年間250万台規模まで伸ばせればと三部敏宏社長は話していた。
今回の説明会では、2年以内の発売を予定する新型HVのプロトタイプ2車種を公開。「Honda Hybrid Sedan Prototype」(ホンダ ハイブリッド セダン プロトタイプ)と「Acura Hybrid SUV Prototype」(アキュラ ハイブリッド エスユーブイ プロトタイプ)だ。
次世代HVでは2023年モデル比で30%以上のコスト削減を目指すという。実現できればクルマ1台当たりの収益性はかなり上がりそうだ。開発コストが下がるわけだから、販売価格はそこまで上がらないのでは……などと期待したくもなる。
次世代プラットフォームと電動AWDユニットの組み合わせで燃費は10%以上向上する見込みだそうだし、そのプラットフォームは従来比で10%ほど軽くなるというから、ランニングコストの向上と走りの進化にも注目したい。
次世代ADASは新型ヴェゼルから!
ホンダは「次世代ADAS」を普及価格帯のHVに搭載するという方針も明らかにした。最初に搭載するモデルは、2028年に登場予定の新型「ヴェゼル」だ。目的地までの全経路でアクセルやハンドル操作などを高度に支援してくれるという同機能。おそらく、AIを使ったほとんど自動運転のような機能だと思われる。日本でも買えるようなので期待大だ。
ちなみに日本市場での戦略としては、国内販売台数トップの軽自動車「N-BOX」のEVバージョンを2028年に発売するとのこと。このクルマの登場で軽のEV化がどのくらい進むのかも楽しみにしたい。























