「デリカ D:5」大幅改良モデルの発売に先立ち、三菱自動車工業が開催した取材会に登壇した同社の加藤社長は、あるクルマがアジアで「大ヒット」していることを明かした。そのクルマとは?
ベトナムで驚きの受注状況に
そのクルマとは、三菱自動車がアセアン(ASEAN)地域を中心にグローバル展開する3列シート7人乗りのミッドサイズSUV「デスティネーター」だ。
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デスティネーターはクロスオーバーMPV「エクスパンダー」やコンパクトSUV「エクスフォース」に続くインドネシア発の世界戦略車第3弾。ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(所在地:西ジャワ州ブカシ県)で生産し、アセアン地域を皮切りに南アジア、中南米、中東、アフリカに順次投入していく計画だ。
加藤社長は「ちょっと、私が言うのもなんですけれど」としたうえで、デスティネーターがアジアで「大ヒットという状況に」なっていると明かした。2025年7月に発売したインドネシアでは1.4万台以上、2025年11月の終わりに発売したフィリピンでは1,500台ほどの受注を獲得。「驚くべきはベトナム」(加藤社長)で、発売から半月で3,700台以上の注文が入る「ちょっと異例の受注状況」になっているという。
2025年度の販売台数増へラストスパート!
デスティネーター最大の特徴は、3列シートの7人乗りレイアウトを採用したミッドサイズSUVであること。2列目、3列目のシートアレンジが柔軟で、日常の買い物から週末のアウトドアまで幅広いシーンにフィットするユーティリティ性を備えているそうだ。
パワートレインは1.5Lの直列4気筒ターボエンジンを搭載。CVTとの組み合わせで、発進から高速クルーズまでスムーズかつ応答性の良い走りを実現しているという。前輪駆動が基本だが、路面状況に応じて最適な操縦性と駆動力を発揮する5つのドライブモードを備えている。
2025年度前半は販売状況が少し落ち込んでいたという三菱自動車だが、ここへきて海外ではデスティネーターが大ヒットし、国内では2025年10月29日に発売した軽自動車「デリカミニ」が1.5万台超の受注を獲得、2026年1月9日に発売予定の「デリカ D:5」改良モデルにも5,000台を超える注文が入っているそうだ。そんな状況を受けて加藤社長は、「2025年度末に向けて、どんどんと台数を引き上げていきたい」と意欲を示した。













