銀座・中央通りにあるヤーマンの旗艦店「YA-MAN the store GINZA」。その2階に併設された「FACE LIFT GYM(フェイス・リフト・ジム)」は、顔に特化したユニークなトレーニングジムだ。美顔器メーカーであるヤーマンの表情筋ケアのメソッドをもとに、EMSやLEDフォトケアを組み合わせた「顔の筋トレ」プログラムを提供している。顔のたるみが気になり始めたという美容好きの男性記者・鈴木さん(40歳)が体験してみた。
男性も入りやすいニュートラルな内装
「FACE LIFT GYM」の内装はフェミニンさを抑えたユニセックスなデザインで、男性でも気兼ねなく通える空間づくりがされている。スタッフによると、「美容には関心があるが、従来のエステには入りづらさを感じていた」という層から特に支持を集めているそう。
今回体験したのは、男性の多くが最初に選ぶ定番コース「SIGNATURE for GINZA」(税込7150円)。デコルテと頭皮のほぐし、スチーマーによるクレンジング、EMS機器「WAVYニードルリフトポインターSP」を用いた筋肉刺激に加え、追加の税込1100円でマスク型美顔器「ブルーグリーンマスク リフト」に差し替えられるメニューだ。
まず「ヴェーダニードルスパ」を使った頭皮マッサージでは、頭から顔にかけて、もみ流しでリラックスできる。鈴木さんは顔がすっきりして、目が開きやすくなったそう。顔と頭皮は一枚の皮でつながっているため、緊張をほぐすだけでもリフト感につながる仕組みだ。
スチーマーによるクレンジングのあと、専用ボール「FACE LIFT GYM リリースボール」を使って顔の筋膜をほぐしていく。凝りや老廃物が溜まっている部分は、強く痛みを感じることがある。
次に、ニードル型EMS「WAVY ニードルリフトポインター SP」が登場する。ピンポイントで電気を流し、大小頬骨筋や口輪筋などに直接刺激を与えていく。
「『WAVY ニードルリフトポインター SP』は腹筋マシンを顔につけているような感覚です。痛みはなく、勝手に筋肉が動かされる感じ。レーザーや注射とは全く違うタイプの刺激ですね」(鈴木さん)。
EMSは強度を1〜6段階で調整でき、過度な負荷を避けるため1日10分の使用が推奨されている。
見た目のインパクト大。顔全体を覆うマスク型美顔器
仕上げに使われる「ブルーグリーンマスク リフト」は、2025年7月に発売された新製品。505nmのブルーグリーンLEDとEMSを組み合わせ、トーンアップと引き締めを同時に狙う。光はやや青みがかった緑色で、シミやくすみの原因となるメラニン生成に働きかける波長だ。
「見た目はSF映画に出てくるキャラクターのようですが、装着しているとじんわり温かく、10分で顔全体が軽くなる感じがしました」(鈴木さん)
全ての施術が終わった後、鈴木さんのフェイスラインが引き上がり、ほうれい線の影も薄くなったように見える。
「目が大きくなって、顔全体がリセットされたようです。明日、仕事で登壇するので、ちょうどよかったですね」(鈴木さん)
「フェイス・リフト・ジム」では、40〜60代の男性利用者が増えているという。鈴木さんのように仕事で登壇する方はもちろん、取材の撮影対応や商談など、人前に出る機会のあるビジネスパーソンの予約が多く、月1〜2回のペースで通う男性も少なくない。
40代はお肌のたるみやくすみなどが気になり始める頃。自己管理の延長線上に、「FACE LIFT GYM」という選択肢を加えてみてはいかがだろうか。









