使いやすいキッチンの形は時代とともに変わる。家族複数で調理をしたり、間取りに制約があるなかでも機能的なキッチンを求めたり……。そんなニーズに応えようと、パナソニック ハウジングソリューションズはキッチンの最新プラン「compact-3 plan(コンパクトスリープラン)」を発表。コンパクト住宅の課題を解決しつつ、美しい空間と楽しさを実現する。
住宅は小さくなっても、暮らしの価値は高めたい
建築資材や不動産の高騰によって、住まいは年々コンパクト化している。コンパクトというと聞こえはいいが、ようは狭くなっているのだ。一方で、リフォームやリノベーションへの関心が広がっているという。新築物件の購入は厳しいことから、改築へのニーズと予算感が上昇している。
パナソニック ハウジングソリューションズ 水廻りシステム事業部 国内マーケティング統括部 統括部長 窪井健司氏によると「自分らしい暮らしを考え、本当に必要なものを見極める傾向が高まっており、それは住宅空間においても同様」とのこと。
同社が実施した調査では、リフォームの際に最も優先されている空間はキッチン。なかでも「調理スペースの広さ」「コンロの使いやすさ」「シンクの広さ」は特に重視するポイントとして挙がっている。
作業面を犠牲にしないコンパクトデザイン
窪井氏によると、キッチンの間口は2,550mmサイズが主流。これは1990年代から30年以上変わっていない。
「2,550mmサイズよりも小さいキッチンも市場にありますが、作業スペースが犠牲になることが多かったのです。今回の新しい提案では、サイズをコンパクトにしながら、作業スペースはしっかり確保できました。“小さいのに広く使える”という矛盾を解消できた点が大きな特徴です」(窪井氏)
今回の新プランでは、従来と比べて300mmコンパクトになっても調理スペースは1.8倍以上になった。
3つの技術で実現するコンパクト化
「compact-3 plan」の実現には、パナソニック ハウジングソリューションズの「最新3種の神器」が欠かせない。
1つめは「フラットワイドコンロ」。これは横に3つのIHクッキングヒーターが並んだコンロで、2人で使用したり、対面側からも使える点が特徴。3口を同時に使っても広々しているため、効率的に調理を進められる。コンロを2つしか使っていないときは、もう1口分のスペースは作業台としても使えるのだ。
手前にスペースがあるため、調理の途中で道具などをサッと置くことも。また、このスペースがあることでフライパンの柄がはみ出さないため、コンロ周りの移動がスムーズになる。
2つめは幅450mmの「フロントオープン食洗機」。約9人分の食器や調理器具を洗えるビルトイン食器洗い乾燥機だ。スライド式の3段カゴで、食器のほかフライパンなどもまとめて入れられる。通常のプルオープンタイプに比べて、約1.5倍の収納量が特徴。
そして3つめ「ラウンドアクセスシンク」は、奥行きを拡大することによって、幅をコンパクトにしても広さを確保したという設計。水栓の位置にもこだわり、3方向から使いやすいよう配慮した。
高級賃貸からリフォームまで広がる提案力
今回の「compact-3 plan」は、パナソニック ハウジングソリューションズのキッチン製品においてLクラスの新プランとして発表したが、今後は別のシリーズにも展開予定。新築および中古住宅のリフォーム/リノベーションのほか、高級賃貸物件への提案も視野に入れているという。
従来よりもコンパクトになったことで、狭小住宅の2階にあるキッチンへの搬入や、マンションのエレベーターでの搬入もしやすくなっているとのこと。収納量が心配だったが、実物を見てみると鍋などを立てて収納できるため、スペースを有効に活用できそうだった。
コンパクトながら作業スペースをしっかり確保したシステムキッチンの「compact-3 plan」は、現代のライフスタイルにマッチする新たなキッチン提案となっている。家族や友人と一緒に料理を楽しむ、作りおきをたくさんしたい――といったときも、効率良く進められそうだ。新しいキッチンの選択肢として受け入れられるのではないだろうか。



















