宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月15日、9月14日に実施した金星探査機「あかつき」(PLANET-C)の軌道制御用エンジン(OME)の第2回テスト噴射の結果を発表した。

それによると、「あかつき」のOME第2回テスト噴射の実施データの解析を進めていたところ、噴射は予定通り5秒行われたが、その噴射による加速度が、9月7日の第1回テスト噴射時と同様に想定よりも小さな値を示していることが確認されたという。

そのためJAXAでは今後の対応について、これまでの2回の試験噴射のデータを踏まえて検討を行っていくとしている。

なお、第2回テスト噴射後の「あかつき」の状態は正常だという。

「あかつき」の飛行イメージ((C)JAXA/池下章裕)