日本各地も順調に梅雨入りし、じめじめとしている今日この頃。これが終われば念願の夏がやってくる。夏といえばマリンスポーツが盛んだ。きらきらとした太陽の下、吸い込まれるような青い海の中で重力から解放される。すばらしいアンダーザシーの世界に魅了されているダイバーも多いのでは?

  • ミナミハンドウイルカと泳ぐ筆者 Photo by シトロバル・マリーナ

筆者もボンベを使わず、息を止めて潜る「スキンダイビング」に夢中だ。いわゆる素潜りというやつだが、魚を銛で突いたりするわけではない。カメをはじめ、イルカやクジラなど刺激が苦手な海洋生物へ静かに近づき、一緒に泳いだりできるのが楽しいのだ。

とはいえ、海は油断すれば命も落とす場所。しっかりと訓練を積み、装備を万全にして挑むべき。そのためには、ダイバーウオッチの装着が必須だろう。 そんなダイバーウオッチを兼ねたスマートウオッチとしておすすめしたいのが、ファーウェイが5月26日(金)に発売した「HUAWEI WATCH Ultimate」。水深100メートルまでカバーしたダイビングモードを搭載しているとのこと。早速ダイビングをたしなむ筆者がレビューしていこうと思う。

「HUAWEI WATCH Ultimate」についてはこちら

高級感抜群なのにタフな外装
  • 筆者は女だが、ごつい時計はかっこいいと思う

製品を手に取って最初に驚いたのは、高級感のある外装だ。筐体や文字盤には非晶質ジルコニウムやサファイアガラスを利用し、ハードなオープンウォーターでの利用を視野に入れながら耐久性も担保しているという。

非晶質ジルコニウムとは、不規則な原子構造を持つため非常に強固な素材。衝撃はもちろん、腐食への耐性も高く、火星探査機のドリルにも耐えられるというから驚きだ。

文字盤のデザインはいくつかあるが、文字盤を縁取るボヤージュブルーのセラミックベゼルが印象的。これは、マリンスポーツを愛するユーザーをイメージして作られたもので、打ち寄せる波やヨットの形状にインスピレーションを受けデザインされたそうだ。

  • ベルトのサイズ調整も自分でできる

オフィスなどのシティ利用時はベルトをチタン合金のものに代えてしまえば、これがスマートウオッチだとは気がつかれないかも。もちろん、耐食性も高いのでこのままビーチにも着けていける。

  • 男性モデルにも着用してもらったところ。スーツなどフォーマルな格好にもぴったり

  • 海に話を戻そう。写真は5月の西伊豆のもの

ベルトはスポーツベルトも長さ違いで2本同梱されており、ドライスーツなどでの利用も安心。一般的なシリコン製のベルトと比べ、こちらはHNBR素材(水素化ニトリルゴム、耐油性のゴムの改良版で耐圧・強度ともに高い)だ。また、表面のエンボス加工のおかげで滑りがよく、脱着がしやすい。滑りが良い分、細かにサイズ調整できるようにとの配慮か小穴の間隔が狭いところが“分かっているなあ”と感じた。

  • 手前、紺のベルトが「HUAWEI WATCH Ultimate」のスポーツベルト

ダイバーの命を見守る、失敗は許されない

「HUAWEI WATCH Ultimate」に搭載されているのは、ファーウェイ独自のHarmonyOSだ。パソコンやスマホからHUAWEI IDを作成し、スマホにアプリ「HUAWEI ヘルスケア」をインストールすれば、手間なく繋ぐことができた。

  • スマホと簡単に連携できた

では次に、ダイブコンピューターについて見ていこう。

しかし機能を説明する前に、ダイバーにとってのダイブコンピューターの重要性について少し触れておきたい。

ダイビングとは、基本的に足がつかない外洋で行われる。水深はさまざまだが、オープンウォーターと呼ばれる自然の水域がフィールドだ。波もあるし、うねりもある。そのため自分の体調と海況を見極め、死なないことへ細心の注意を払うことが重要だ。

しかし大海原には時計なんてもちろんなく、水中では思わぬパニックを起こす可能性もある。それを未然に防いでくれるのがダイブコンピューター、略してダイコンだ。

水深や水温、ダイビング時間の記録はもちろんのこと、ダイバーが気をつけなければいけない「減圧症」を防ぐ。減圧症とは、長時間水中にいると、気圧の違いで血液中に窒素が細かい泡として取り込まれてしまうというもの。関節痛やめまいのほか、チクチクとした筋肉への痛みが一生残り、最悪の場合死に至ることもある。 それを防ぐため、正確に状況を記録、そして警告してくれるのがダイコンなのだ。

ちなみに、「HUAWEI WATCH Ultimate」のダイビングモードは以下の4種類だ。

-フリーダイビング
 ……いわゆる素潜り。筆者のやっているスキンダイビングより競技性が高い
-レクリエーショナルダイビング
 ……水深40メートル以内のスキューバダイビング。もっともダイバー人口が多い
-テクニカルダイビング
 ……水深40メートル以上のプロフェッショナルなダイビング
-スキューバダイビング
 ……深度や時計など、基本的なデータのみを表示させるシンプルモード

一般的なダイコンと「HUAWEI WATCH Ultimate」のフリーダイビングモードの画面を比べてみた。表示されている要素は同じだが、液晶がなめらかで圧倒的に見やすい。 海況によっては浅くても濁りが強く海中は暗いこともあるが、スマートウオッチがベースの「HUAWEI WATCH Ultimate」なら、文字盤が光っているので頼りになるだろう。

また、各ボタンも秀逸だ。左上のアシストボタンと各上下ボタンはそれぞれ押しやすく、操作性がいい。ダイビングモード時に下ボタンを押すと表示を切り替えられる。

  • コンパス表示にストップウオッチ機能。スマートウオッチだからこそ気の利く機能だ

また、こちらもちょっとしたことではあるが、血中酸素が手軽に計れるのもいい。息止めが自力のボンベで、血中酸素に異常があっては致命的なため、入水前にはパルスオキシメーターで計っているのだが、「HUAWEI WATCH Ultimate」ならこれだけで計れてしまう。

また、一般的なスマートウオッチが平均1日に1回は充電しないと行けないことに比べ、「HUAWEI WATCH Ultimate」はバッテリーが14日間維持(※)できることも心強い。

※通常使用の場合。使用条件の詳細は、公式ホームページ参照

さらに、「HUAWEI WATCH Ultimate」は海のみならず陸上でのスポーツにも対応している。ジョギング、サイクリング、登山にスキーなど、その数、20種類以上のプロワークアウトモード・85種類のカスタムワークアウトだ。

とくに屋外ではGPSのほか、GLONASS、QZSSなど5つの測位衛星を搭載し、正確なルートを記録。移動中にGPS信号が途切れたら、失踪アラートで通知してもらうこともできる。また、こういった位置情報を分析するエクスペディションモードも搭載。探検中の時間や天気を表示しながら、距離や高度などを測定する。位置情報を定期的に測位しつつ、100時間以上バッテリーが持続することも驚きだ。こういった機能を搭載していることから登山にもぴったりなスマートウオッチといえるだろう。

そのほか、心拍数・血中酸素レベル・睡眠・ストレスなどのヘルスモニタリングももちろん行える。

ちょっと驚いたのは、「HUAWEI WATCH Ultimate」自体にスピーカーが搭載されること。イヤホンで聞くのとはまた別で、耳が自由で気持ちがよかった。

時計は命を見守る相棒

酸素ボンベを背負って潜るダイビングでは、減圧症防止のため、潜水時間に合わせて体内から窒素が抜けるまで飛行機に乗れないのだが、「HUAWEI WATCH Ultimate」では文字盤で最後のダイビングから経った時間と、飛行禁止時間が表示される。

  • 当然ながら、ダイコンを時計表示したときの情報量の違いは一目瞭然

この画面が、スマートウオッチとダイコンが融合している象徴的な画面だと思った。 ダイバーならご存じかと思うが、ダイビングコンピューターは安くない。命を見守るものなので、背に腹は変えられない思いで手にする必需品だが、同じ予算感で高級時計を兼ねるなら、何を迷うことがあるのかと思ってしまった。

筆者が使っているダイコンはシンプルなものなので、そこまで高価ではない。しかし、スマートウオッチも併せて使用しているので、合算すると135,080円(税込)の「HUAWEI WATCH Ultimate」の金額を優に超える。

それに、健康管理の記録はもちろん、海やスポーツで役立つ上に、オフィスでも映えそうな高級感のある外装が付いてくるなら、今の装備を総合的に上まわる。

今、マリンスポーツに興味があって、スマートウオッチの購入を検討中なら、ぜひ「HUAWEI WATCH Ultimate」を試してほしい。いや、試さない理由がない。

「HUAWEI WATCH Ultimate」についてはこちら

[PR]提供:ファーウェイ・ジャパン