音楽だけでなく、動画やゲームなどもスマホ1台で楽しめるようになった現代において、それらをマルチに楽しむために相性抜群なのがワイヤレスイヤホンです。とくに左右がケーブルでつながっていない「完全ワイヤレスイヤホン」が一般に普及して久しいですが、今までの有線接続のイヤホン市場とワイヤレスイヤホン市場で大きく変わったことの1つが、IT系のメーカーが多数参入したこと。米のメガテック企業なども参入しており、ワイヤレスイヤホンが持つガジェット的な特徴と、その市場の幅広さを示しているといってもいいでしょう。

しかし、オーディオの専門ではないメーカーのイヤホンに対して『肝心の音質はどうなの……?』と考える方も多いのでは?事実、音にこだわるユーザーは依然としてオーディオメーカーの製品を選ぶ傾向にあります。

そんななかで存在感を表し始めているのが、ファーウェイ。タブレット端末やウェアラブルデバイスを手掛ける同社ですが、近年ではオーディオ製品にも力を入れています。独自技術による音質にもこだわっており、パワフルなポータブルスピーカー「HUAWEI Sound Joy」や、リップスティック型の完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Lipstick」など、ユニークなプロダクトのラインナップをそろえているんです。今回は、そんなファーウェイから新たに登場する最新の完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 2」を紹介します。

  • 「HUAWEI FreeBuds Pro 2」

「HUAWEI FreeBuds Pro 2」についてはコチラ

驚きのデュアルドライバーユニット

本機種はファーウェイのワイヤレスイヤホンのハイエンドにあたる「Pro」シリーズの製品というだけあって、音質1つをとっても注目の技術が盛りだくさん。

まずはドライバーユニットからみていきましょう。こちらはファーウェイの独自技術によるデュアルドライバー構成。しかも、独自開発によるダイナミックドライバー+平面振動板ドライバーのデュアル構成というのだから驚きです。

近年では平面駆動型のヘッドホン製品もチラホラ見られるようになってきたとはいえ、まだまだマニアックな分野であることは間違いありません。それを完全ワイヤレス製品に搭載してくるとは……。これら2基のドライバーはデジタルクロスオーバー技術により調整され、幅広い帯域でクリアな再生能力を実現しています。

また、耳の形状に応じて自動で音質を最適化するというアダプティブEQも魅力的。音楽再生時に反響する音信号を内蔵マイクがリアルタイムでモニタリングし、EQを自動で調整することで常に理想的な音質を保ってくれる機能です。せっかくの作り込まれた音質も、その性能を発揮できなければ宝の持ち腐れ。こうした技術的なサポートによって、専門的な知識がなくとも製品の実力をフルで楽しめるというのは嬉しいポイントです。

こうした数々の独自技術は、世界6か所に点在する技術開発施設「HUAWEI Audio lab」の研究によるもの。音質だけでなく、後述する形状デザインやノイズキャンセリングなど、昨今のオーディオ製品に必要なあらゆる分野の自社開発が進められています。ファーウェイのオーディオ製品のサウンドチューニングもこちらのラボによって手掛けられており、『もちろん今回の「HUAWEI FreeBuds Pro 2」も……』と思いきや、実は本機種に関してはそれだけではないようです。

あの超高級オーディオブランドと共同開発!

「HUAWEI FreeBuds Pro 2」の音質チューニングは、なんとフランスのオーディオブランド・Devialet(デビアレ)との共同開発によって行われています。Devialetといえば数十万円クラスのワイヤレススピーカーなどで知られる超高級ブランド。実は、先述の「Sound Joy」などでも共同でチューニングが行われているのですが、完全ワイヤレスイヤホンでの共同開発は今回が初。本製品への気合の入りようが伺えますね。

ほかにも、前モデルから進化した点として、新たにLDACコーデックに対応したことが挙げられます。より多くの環境で最適な音質を楽しむことができるので、LDAC対応の再生機器をお持ちの方には嬉しいところ。

デザインはシンプルに、着け心地は負担なく

お次は外観をチェックしていきます。ピアノの鍵盤にインスパイアされたという本体デザインはいわゆるスティック型で、スティック部が長方形のようなフラットな形状になっており、エッジのメタリックなパーツがアクセントとなってスマートな印象を受けます。前モデルと比較しても全長が9%、厚みが14%小さくなり、よりコンパクトにまとまっています。

イヤホン部は立体的な曲線で構成され、肌触りのいい素材感も相まってフィッティングは良好。イヤーピースは専用のもので、後述する専用アプリで装着の適合度をテストすることもできるため、イヤーピース選びが不慣れな方も安心して使用できます。

また、イヤホン本体はIP54の防塵・防水仕様となっているため、急な雨や運動時の使用にも最適。耳に吸い付くような装着感で頭を振っても簡単にイヤホンが落ちたりしなさそうなので、あらゆる場所で活躍してくれそうです。

文句なしのノイズキャンセリング機能

近年のハイエンドな完全ワイヤレスイヤホンでは一般的になりつつある、ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能もかなり実用性の高い仕上がりです。

搭載されている高感度マイクが3つに増えたことで、さらに正確に周囲の音を拾えるようになりました。ノイズキャンセリングのアルゴリズム自体もアップデートされており、先述のアダプティブEQにも対応しているため、使用する場所やイヤホンの装着によって常に最適なノイズキャンセリングや外音取り込みを可能に。ハード面・ソフト面両方が進化したことで、さらに強力な処理を実現しています。

こうしたマイク性能は通話時においても効果を発揮。通話音声には骨伝導マイクも使用されるため、騒がしい場所であっても自身の声のみをクリアに拾えます。屋外での通話時のみならず、自宅でのテレワーク作業などでも快適に使用できることでしょう。

また、これらの機能については、専用の「HUAWEI AI Life」アプリによって直感的に調整ができます。ノイズキャンセリングは「くつろぎ」「標準」「ウルトラ」の3段階に加え、それらを周囲の状況に合わせて自動的に調整する「ダイナミック」モードに設定することも可能。周りの騒音に合わせていちいちアプリを立ち上げる必要もなく、非常に便利です。とくにこだわりがなければ常にオンにしていてもよいでしょう。ほかにも通話時の音質設定や低遅延モード、自身で調整できるEQなど、細かな設定項目も充実。自分好みの環境で運用することができます。

パワーに一気に引き込まれる……楽曲を聞いてみた

それでは音質のレビューに移っていきましょう! まずはAACで接続してみました。 某バンドの楽曲を再生してみると、11mm径の大型ダイナミックドライバーにより骨太なベースライン、スネアやキックの深い沈み込みがリズミカルに再生され、そのパワー感に一気に心つかまれました。ボーカルの低い成分が心地よいかつ、こもる感じのないクリアなサウンドでスッキリとした印象。一方で高域はやや控えめながら丁寧に描かれており、全体が暴れすぎないようにまとまっています。中低域を中心としたわかりやすい迫力がありつつも、決して安っぽく収まらずバランスが上手く取れているように感じました。

続いて女性ボーカルユニットの楽曲を再生。ハイテンポなリズムセクションをレスポンシブに鳴らす立ち上がりの鋭さ、とくにパーカッションなどの刻み感が心地よく、透明感のあるボーカルも立っており、ノイズキャンセリングによる没入感も相まって聴き応え抜群。シーンを選ばずに楽しめるでしょう。

ファーウェイの「HUAWEI P40 Pro」を使って、LDACでの接続に切り替えてチェック。ハイレゾ音源をいくつか再生してみると、上述の印象はそのままに、中高域~高域のディテールが補強されたようにクッキリと浮かび上がり、奥行きがさらに広く感じられるように。ハイハットなどのシャープな質感もより鮮明に描かれる、高精細なサウンドで再生してくれました。

アクションの疾走感とライブの臨場感を体験! 映像コンテンツを見てみた

今度は映像コンテンツを見ていきます。映画のカーチェイスシーンを再生してみると、連続する爆発や、車通りの多い市街を駆け抜けるアクションを疾走感たっぷりに聴かせてくれます。飛行機内などの長時間の移動にも、迫力ある映像コンテンツも余すことなく体感できそうです。

また、ライブ映像も見てみると圧巻のステージと、歓声のスケール感を存分に味わうことができました。ライブイベントのオンライン配信も広がる昨今、好きなライブを自宅で手軽に視聴するのにもうってつけです。

ノンストレス! ゲームをプレイしてみた

最後にゲームプレイの感触をチェック! 低遅延モードをオンにしてFPSゲームをプレイしてみました。注意深く観察してみるとわずかに遅延は感じられるものの、普通に遊ぶ分にはほぼ気にならないレベル。足音や銃声の定位感もなかなか良好で、快適にプレイすることができました。リズムゲームなどは流石に厳しいですが、アクションゲームや映像コンテンツなどの音ズレはほとんど意識せずに楽しめるのではないかと思います。

***

以上、ファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 2」の紹介でした。大手メーカーらしい使い勝手のよさと、オーディオブランドさながらの作り込みを両立した、幅広い層に受け入れられるであろう完成度の高い1台です。新たに完全ワイヤレスイヤホンの購入を検討している方や、買い替える製品を探している方は、ぜひ1度手にとって、その音質を体感してみてください。

  • シルバーフロスト、セラミックホワイトのほかにシルバーブルーも登場

「HUAWEI FreeBuds Pro 2」についてはコチラ

リーズナブルなセミオープンのカナル型「HUAWEI FreeBuds SE」

完全ワイヤレスイヤホンとして、よりカジュアルなポジションの製品となる「HUAWEI FreeBuds SE」。セミオープンのカナル型で、長時間装着していても圧迫感を感じません。 10mmの大型ダイナミックドライバーを搭載しているだけでなく、通話時のノイズキャンセリングにも対応。また、音楽再生で6時間、通話時間で4時間の再生が可能な長持ちバッテリーを搭載しています。



4,980円(税込)で購入できる安価な価格帯なので、予算感や必要な機能に応じて、合わせて 検討してみてもよいでしょう。

「HUAWEI FreeBuds SE」についてはコチラ

 

[PR]提供:ファーウェイ・ジャパン