パソコン工房を運営するユニットコムから、カジュアルゲーマー向けの15.6型ノートPC「LEVEL-15FX150-i7-NASX」が発売中だ。

CPUに8コア16スレッドの第11世代Core i7-11800Hを採用し、ディスクリートグラフィックスのGeForce RTX 3050を搭載しながら、151,980円(税込)と比較的手に取りやすい価格を実現しているのが特徴。フルHD解像度でPCゲームを楽しむのにちょうどいい性能で、ある程度負荷の高いゲームタイトルも快適にプレイすることができる。今回、その実機を試すことができたので、使用感やパフォーマンスを詳しく紹介していこう。

  • ユニットコムのPCブランド「iiyama PC」から発売中の15.6型ゲーミングノートPC「LEVEL-15FX150-i7-NASX」

しっかりとした作りの筐体に充実の基本性能を搭載

ユニットコムのPCブランド「iiyama PC」は、一般向けの「STYLE∞ (インフィニティ)」を中心に、ゲームに特化した「LEVEL∞」、クリエイティブ向けの「SENSE∞」、ビジネスユースを想定した「SOLUTION∞」の4シリーズで構成されている。このうち「LEVEL∞」は、初心者からヘビーユーザーまで、幅広い層のゲーマーに向けた製品をラインアップ展開しているのが特徴だ。

「LEVEL-15FX150-i7-NASX」は、そのなかでは比較的リーズナブルな価格の製品で、ゲーム入門者やライトゲーマーに向いたモデルとなっている。といっても一般向けのスタンダードPCやビジネスPCなどに比べると基本性能は高く、仕事やクリエイティブ用途でも快適に使用することができる。

ゲーミングPCというとSFっぽい未来的なデザインを思い浮かべる人もいるかもしれないが、本製品の場合、パッと見は一般的なノートPCとあまり変わらない。天板も装飾的な要素は「LEVEL∞」のロゴくらいで、とてもシンプル。黒を基調にした直線的なフォルムの筐体は洗練された雰囲気で、どんな部屋に置いても違和感なく使えそうだ。

15.6型という大型液晶ディスプレイを搭載しているが、狭額縁デザインを採用することでフットプリントは幅が約364mm、奥行きが約258.5mmに抑えられている。厚みが約33.8mmあり、重量も約2.1kgとそれなりにあるので、モバイルノートPCのように日常的に持ち歩くのは難しそうだが、室内で場所を変えて使用したい場合などには、気軽に持ち運ぶことができるだろう。

「LEVEL∞」のロゴがあしらわれただけの天板と異なり、本体サイドや背面には流線形の給排気口が設けられており、デザイン上のアクセントになっている。底面にもスリット状の通気孔が数多くあり、排熱効率はかなりよさそうだ。

インタフェースについては、本体左側面にUSB 3.0、USB 2.0、ヘッドフォン出力、マイク入力が、本体右側面にUSB 3.1(Type-A)、USB 3.1(Type-C)、SD(HC/XC)/MMC対応カードリーダーが搭載されている。また本体背面にはMini DisplayPort出力とHDMI出力、1000BASE-T LANポートも装備。電源ポートも背面にある。一度つないだら、つなぎっぱなしで使うことの多い端子が背面に配置されているため、ケーブルが邪魔になりにくいのは好印象だ。

このほか、バッテリーが取り外し可能になっているのもうれしいポイント。将来へたってきても、スペアを用意すれば自分で簡単に交換できる。

  • 「LEVEL∞」のロゴがあしらわれただけのシンプルでフラットな天板

  • フットプリントは幅が約364mm、奥行きが約258.5mmで、あまり広くない机の上にも設置しやすい

  • 厚みは約33.8mmあるので、日常的に持ち歩くのは少々厳しいが、その分、剛性が高く頑丈そうだ

  • 本体側面や背面には流線形の給排気口が設けられている

  • 本体底面にはスリット状の通気孔が設けられており、排熱効率はかなりよさそう

  • 本体左側面には、USB 3.0、USB 2.0、ヘッドフォン出力、マイク入力が搭載されている

  • 本体右側面には、USB 3.1(Type-A)、USB 3.1(Type-C)、SD(HC/XC)/MMC対応カードリーダーが搭載されている

  • 本体背面には、Mini DisplayPort出力、HDMI出力、1000BASE-T LANポート、電源ポートが搭載されている

  • バッテリーの駆動時間はJEITA 2.0準拠で約2.6時間と短いが、本製品の利用シーンを考えれば問題ないだろう。バッテリーが交換できるのは心強いポイントだ

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