ICTツールの普及や、臨時休校に伴うオンライン授業の実施など、昨年から子どもたちの学習環境が大きく変化しています。コロナ禍における緊急事態宣言の影響もあり、子どもたちが自宅で学習する時間が増えたという家庭も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが、自宅で使う学習ツールです。とくに、2020年度から小学校で必修化された英語は、電子辞書、紙の辞書、スマホアプリなど学習ツールが豊富なことから、各家庭では何を使っているのか気になりますよね。
そこでマイナビニュース会員のうち、現在小・中・高校生のお子さんを持つパパママ301人にお子さんの学習ツールに関するアンケートを実施しました。
まずは、電子辞書・紙の辞書・スマホ、それぞれの学習ツールをお子さんに使わせるメリットを伺いました。
・集中力が高められる。(49歳/男性 子ども:小学校高学年)
・単語の関連性を調べやすいし、発音もチェックできる。(54歳/男性 子ども:中学3年生)
・紙の辞書より簡単。(41歳/男性 子ども:高校2年生)
・自分で調べ気になるところまたは重要なところにアンダーラインを引けるため。(男性/39歳 子ども:小学校高学年)
・検索したいもの以外の知識も付く。(男性/45歳 子ども:小学校低学年・中学1年生)(54歳/男性 子ども:中学3年生)
・調べ物をする力がつく。(男性/45歳 子ども:小学校高学年・高校2年生)
・不明なときはすぐに調べるくせ作り。(男性/52歳 子ども:小学校低学年・中学2年生)
・将来的にパソコンなどを使うときに役立つと思うので。(男性/44歳 子ども:小学校高学年・中学1年生)
・スマホだと楽しくやってくれるので。(女性/31歳 子ども:小学校低学年・中学1年生)
この結果をみてみると、学習ツールそれぞれに使うメリットがあることがわかります。ただ最近では、電子辞書やスマホアプリの機能が充実していることから、どれかひとつの学習ツールのみを使うのではなく、併用して使っている人も多いはず。実際、どの学習ツールを組み合わせて使っているか調査してみると「電子辞書・紙の辞書・スマホ」とすべての学習ツールを併用している人が多いということがわかりました。
なかでも、電子辞書は学校から推奨されて購入する人もいるからか、電子辞書とほかの学習ツールを併用している人が多いです。実際に電子辞書とほかのツールを併用するメリットは、どんなところにあるのでしょうか?アンケートの回答をみていきましょう。
・教え方や方針が異なる先生でも柔軟に対応できる。(42歳/男性 子ども:小学校高学年)
・関連してそのほかの情報にもアクセスしやすい。広い知識を得ることができる。(51歳/男性 子ども:中学3年生)
・それぞれの状況によって使うメリットがあるから。(45歳/女性 子ども:高校2年生)
・子どもにとって機械は身近で、使い慣れているので使いやすい。(女性・38歳 子ども:小学校高学年)
・紙の辞書に比べ安いし汎用性もある。(男性・46歳 子ども:高校2年生)
・入力や検索の経験を積むことで、このツールを使った調べる力が養われる点。(45歳/男性 子ども:小学校高学年・高校2年生)
・時代の変革のときだから両方とも使えるようになって欲しい。(54歳/男性 小学校低学年)
・効率よく学習できる。(38歳/男性 子ども小学校低学年)
・自主的に勉強できるようになった。(52歳/男性 子ども:高校2年生)
このように電子辞書と併せて併用するツールによって、それぞれメリットがあることがわかります。とくに、小学生の子どもを持つご家庭は「これからの時代に合わせ、色々なツールを使えるようになってほしいから」「色んなツールを使って効率よく勉強してほしいから」という子どもの将来を考えた意見や勉強の効率化を図るような意見が多くみられました。
そこで今回は、学習ツールを併用するときはどう使い分けするのがいいか検証するため、最新の電子辞書を1週間使ってみました。
今回使ってみたのはカシオ計算機の電子辞書EX-wordの「XD-SX3800」です。
小中学生向けの電子辞書で、5.7型のカラータッチパネルがみやすい1台。小学生の英語学習用のコンテンツほか、中学校での5教科の予習・復習、英検学習用のコンテンツ、高校受験対策まで幅広く備えています。 英語学習が始まる小学3年生で購入したとしても、中学3年生まで7年間たっぷり使え、さらには高校以降での学習にも役立つのでコスパはばっちりです。
さっそく、小学3年生の息子と一緒に使ってみることに。コンテンツ一覧の画面を開いて、収録されている辞書をチェックしてみました。国語辞典や漢字辞典はもちろん、英語を始めたばかりの息子でもわかりやすい解説が記載している英和・和英辞典など充実したラインナップです。
また、生き物が好きな息子は「新ヤマケイポケットガイド 海水魚」と「新ヤマケイポケットガイド 野鳥」をみつけると、さっそく色々な鳥や魚を調べ始めました。とくに野鳥の鳴き声が聞けるのが楽しかったようです。好きなコンテンツをみながら、電子辞書の使い方をマスターしていきます。
続いて、英語学習用の「リトルチャロ」シリーズをチェック。実は、以前英語の勉強の一貫として「リトルチャロ」をみせたことがあったのですが、そのときは字幕が漢字だったため「よくわからない」と続きませんでした。しかし、本機に収録されている「リトルチャロ」にはひらがな字幕版があり、楽しく視聴できたようです。何度も繰り返しみていたので、「聞き取れるところはまねして練習してごらん」と伝えたところ、EX-wordの音声に合わせて、発音の練習をしていました。
小学3年生の息子は、学校で英語の授業が始まったばかり。同じクラスの友だちには小さい頃から英語教室に行っている子や海外経験のある子がおり、クラスのなかでも英語の理解度に差があるようでした。英語の先生と躊躇なく話している友だちをみて、「自分は英語が下手だから、みんなの前で話すのは恥ずかしい」と、なかなか英語学習に対して前向きになれないところがあったようですが、電子辞書なら、自分のペースで発音の練習ができるので、EX-wordを積極的に活用していました。
さらに、「発音トレーニング」機能を使って自分の発音をチェック。点数化されることで、「あれ、思ったよりちゃんと発音できている!」と、自信がついたよう。今回は使用していませんが、このほかにも音楽に合わせて「キクタンキッズ」も楽しく学習できるのではと思いました。
息子は「自分が英語を勉強したいと思ったときにすぐに使えるのがいいし、発音も聞けて、自分の発音がチェックできるのが楽しい」と満足げでした。
息子は読書が好きなので、本を読んでいて知らない言葉が出てくると普段から辞書で調べています。今回、EX-wordを試している期間は、言葉の意味、人物の名前などを調べるときはEX-word、漢字そのものを調べるときは、紙の漢字辞典を使っていました。
理由を聞くと、「知らない漢字を電子辞書で調べると漢字の書き方を忘れちゃうんだ。だから漢字の意味は本で調べて、言葉の意味は電子辞書で調べているよ」とのこと。なるほど、知らない漢字が多いときなどは紙の辞書、ふたつの辞書を併用すると効率がいいようです。
また、歴史漫画をよく読んでいるときは、書籍の国語辞典と併せて、EX-wordに収録されている「学習人物辞典」を参考にしているようです。
息子曰く、「うちには国語辞典と漢字辞典しかないから、持っていない辞書(人物辞典など)が入っているのは面白いな」といっており、どんどん使い方をマスターしているようでした。こういった紙の辞書単体では、網羅できない情報まで調べられるのがEX-wordの良いところだなと感じました。
息子をみていると、自分が使いやすいように複数のツールを使い分けていることがわかります。周りの家庭から高校生の子どもは、オンライン授業をスマホで視聴している人もいると聞きます。そういった場合にも、スマホと電子辞書を併せて使うと効率よく学習ができると思いました。
親としては、EX-wordを使った場合、スマホなどと違ってほかのアプリなどに気が散る心配がない点もうれしいです。また、機能ではないですが、電源が乾電池式なのも便利。最近は充電するアイテムが多く、つい充電を忘れてしまうことがあります。しかし乾電池なら、いつでも使えていざというときはすぐに調達できるのがいいですね。
今回EX-wordを実際に使ってみて、英語に苦手意識を持っていた息子が、英語学習に前向きになったところが思わぬ収穫でした。小学校で差がつきやすい教科だからこそ、電子辞書を使って自分のペースで英語学習を進められるのは助かります。
また、たとえば発音トレーニングや「リトルチャロ」のような映像コンテンツ、「キクタンキッズ」のような音声コンテンツをひとつひとつ買うと管理が大変ですが、EX-wordには既に収録されているため管理がしやすく、コスパも良いです。
英語以外では、息子が好きな生き物や歴史などの辞書があることで、知りたいことをどんどん調べて楽しそうにしていました。興味関心がある事柄について、興味が赴くまま調べ知識を掴めていくことは、子どもの知識欲を刺激するのに大切なこと。子どもの学習意欲の向上に、電子辞書がひと役買いそうです。自宅学習が増えた今だからこそ、電子辞書の重要性が増してきたのかもしれません。
ぜひ、学習ツールの併用アイテムに、カシオの電子辞書EX-wordを取り入れてみてはいかがでしょうか。
[PR]提供:カシオ計算機