ニューノーマル時代のスタンダードノートPCといえるmouse B5-i7は、基本スペックや拡張性(インタフェース)にも抜かりはない。CPUには4コア/8スレッドの第10世代 Intel Core i7-1065G7を採用。8GBのメモリに256GBのM.2 SSD(SATA3)を搭載している。ブラウザやオフィスアプリを複数起動して使ってみたが、特に動作が重くなることもなく作業を行えた。

ただし、マルチタスクをさらに快適に行いたいなら、8GBのメモリでは少々心もとない。マウスコンピューターではBTOも用意されており、必要に応じてカスタマイズできる。メモリは16GBくらいあると心強いが、ちなみに最大64GBまで増設が可能。SSDもM.2 PCIe Gen3 x4接続の高速な製品に変更できるので、将来的に考えて(おサイフとも相談しながら)カスタマイズするのがオススメだ。また、LTE通信モジュールも追加でき、モバイル用途に最適化した製品に仕上げることもできる。

  • 右側面にはPower Delivery対応のUSB 3.1 Type-C端子とUSB 3.1 Type-A端子、HDMI端子と電源端子が配置されている

  • 左側面にはLAN端子、カードリーダー、USB 2.0端子×2、ヘッドセット端子を用意。カスタマイズによってはSIMカードスロットも追加される

インタフェースで注目したいのが、USB Power Delivery対応のUSB 3.1 Type-C端子だ。付属のACアダプタだけでなく、USB 3.1 Type-C端子から給電できるため、充電の自由度が大幅に向上。コンセントが近くにない場所ではモバイルバッテリーを用いて充電することが可能となり、出先での業務や大学の教室での授業などで「バッテリーが切れそう!」と焦ることもなくなるはずだ。ちなみに、マウスコンピューターのBTOメニュー内にはUSB PD 65W対応 AC充電器も用意されている。このほかにも、USB 3.1 Type-A端子が1つ、2.0 Type-A端子が2つ搭載されており、マウスやUSBメモリなどを同時に接続して利用できる。

また、HDMI端子やヘッドセット用のミニジャック、LAN端子、SDカードスロットなども搭載。大画面に映像出力してプレゼンを行ったり、クリアな音声でビデオ会議(100万画素のWebカメラも搭載)に参加したりと、さまざまなシーンでの活用を支援してくれる。LAN端子は1000BASE-T対応で、在宅勤務の際、家の光回線に接続して高速なインターネット環境で作業を行うことも可能だ。出先に持ち運ぶモバイル用途でも有効だが、在宅環境で利用するスタンダードノートPCとして利用する場合に最大の効果を発揮する仕様といえよう。