「ヒロシです」から始まる自虐ネタで一世を風靡した芸人「ヒロシ」。彼ほど時代をリードし、なおかつ翻弄された経験を持つ人間は数少ない。そんな紆余曲折を経た彼が現在楽しみにしていると断言しているのがYouTubeのキャンプ動画でお馴染みの「ヒロシちゃんねる」の存在だ。

現在、YouTuberが一つの道として確立され、芸能人も参戦し始めている。しかしそのなかで、彼のチャンネルがほかと決定的に違うのは、動画内でネタをやるわけでもなければ、自身が映ることもほとんどない。ただひたすら、彼が好きなソロキャンプを楽しむ様子が撮影されている。しかし、それこそが100万人近く(9月取材時点)もの視聴者の支持を受けている理由なのだ。彼がキャンプ動画を通じて伝えたいことは何なのだろう?お話を聞いてみることにした。

▼ヒロシさん Profile

有限会社ヒロシ・コーポレーション代表。「ヒロシです」から始まる自虐ネタで一世を風靡した芸人で、現在はソロキャンパー・YouTuberとして活躍している。自身のYouTubeチャンネル「ヒロシちゃんねる」の登録者数は現在98.7万人(9月取材時点)。

✔YouTube:「ヒロシちゃんねる」
✔Twitter:@hiroshidesu0214

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も見ていないと思って始めたYouTube

――はじめに、現在のご自身についてご紹介をお願いします。

17年前ぐらいに芸人としてすごく売れて、そのうちテレビに出なくなりました。時間があったので好きなキャンプをYouTubeで動画配信しはじめたら、それが話題になってキャンプの人になった、という感じの芸人です。

――な、なるほど分かりました(笑)。最近になってヒロシさんを知ったという人からすればYouTuberヒロシあるいはソロキャンパーヒロシのイメージが強いと思いますが、どのようなきっかけで動画配信を始めたのですか?

最初は仕事として始めたわけでもなかったので、今みたいになるなんて計算も想像もしていませんでした。テレビを離れてから、パンクバンドを始め色々なことに挑戦していましたが、YouTubeはただキャンプを楽しんでいる様子を仲間内で共有するために始めたんです。

ケータイで撮影した写真を送り合っていたのが、いつしか動画で撮るようになって。その動画が溜まってきたので、今度はどこかに残したいと思って選んだ場所がたまたまYouTubeでした。

だから、そもそも友達と一緒に動画を見るのが目的だったし、他の誰も見てないと思っていたのですが……それが意外と見られていてびっくりですよ!

――キャンプは昔からしていたんですか?最近ではソロキャンプが多いようですが、以前からひとりで行っていたのでしょうか。

キャンプ自体は小学生の頃から行っていましたが、ソロキャンプを始めたのは10年前ぐらいからですかね。

――どうして、ソロキャンプをしようと?

キャンプに大勢でいく場合、日程や場所を決めるだけでなく、道具は誰が持っていく?とか決めごとがとても多いですよね。そして大体は経験者がそのまとめ役になる。自分の場合、その役がぼく。

キャンプに行かない人は10名で海外旅行に出かけることを想像してみてください。大体は日程や行先でもめたり、誰かが妥協して我慢したりしなくてはなりませんよね?

ぼくはそれがストレスになっていて。たまたまひとりでキャンプに出掛けてみたら、すごく快適だったんですよ。だって、自分が行きたいときに行きたい場所にいって、その日の行動だって自由。ストレスはゼロ。だから結局ひとりがいいんだなと気がついて、それからはソロキャンプを楽しむことに考え方がシフトしましたね。

勢の人に見てもらえるのが単純にうれしい

――「ヒロシちゃんねる」に映るヒロシさんは、好きなことをされているからか、すごく自然体で自由な感じがしますよね。自著「働き方1.9」でも、芸人時代の月収4,000万円だったときよりも、YouTubeで稼いだ報酬の数百円のほうがうれしかった、というエピソードがありましたが、登録者数が100万人近くなった今でも、それは変わりませんか?

もちろんです。だって、自分で撮って、編集して、勝手にアップした動画に金銭が支払われるんですよ?それも好きなことをしているのに。すごいことじゃないですか。もちろん(YouTubeで決まった再生回数を達成したら)お金になるという話は知っていましたが、最初に何百円か入ってきたときに「本当なんだ」と実感すると同時に、とてもうれしかったんです。

だから、今でも報酬が入るのは単純にうれしいですね。大勢の人に見てもらっている証拠でもあるんですから。

――YouTubeという形が、ヒロシさんのやり方には合っていたんでしょうね。

そうだと思います。コメントなどで視聴者から直接反応があるのも、うれしいんですよね。そういうところがお笑いライブに似ているなと感じています。

また、テレビだと自分が見たい番組があってもそれが始まるまで待たないといけませんが、動画配信コンテンツなら、自分が好きなコンテンツを好きな時間に見ることができるので、見る側にもメリットがあっていいですよね。

――新型コロナウイルスを受けて、テレワークが急速に普及したり、芸能人のYouTube参入が活発になったり、これからはこれまでのやり方ではなく新しい形が求められる時代がきていると感じます。そんな時代を生き抜くために、ヒロシさんは何が必要だと考えますか?

そうですね、気になることがあったらとにかく始めてみればいいんじゃないかと思いますね。ぼくの場合も、想定外に「ヒロシちゃんねる」が支持を受けたというのもありますし、YouTubeとかまさにうってつけですよ。動画編集というとパソコン技術がないといけないと思うかもしれませんが、ぼくは動画編集を自分でしていますが、パソコン自体にはまったく詳しくないんです。

むしろ、テレワークで仕事をしている人たちはぼくよりよっぽどITに詳しいでしょうから。正直、教えてもらいたいぐらいです。

特にYouTubeとかは、“何が当たるかは分からないんです”。例えば、ロサンゼルスでキャンプ動画を撮影する企画で、海外までせっかく来たのだからと、たくさん撮影して編集も気合を入れて作りました。でも、結果はそれほど見られることはなく……。かと思えば、仕事の合間にインスタント麺を作って食べるだけの動画がすごく伸びたりしたんです。編集も大してしてないし、ただカメラを適当に5分くらい回していただけなのにですよ?

こうした経験から言えることは、自分が面白いと思った動画が撮れたら、まず上げてみることが大事なんだということです。やりたいことをやっているのだから、結果を気にせず、やりたいように編集して、みんなに見せたいときにアップする。失敗を恐れず、自分が納得できることをするのが最優先だと思います。

ャンプ動画の制作環境は?

――ヒロシさんの動画制作環境が気になるのですが、機材などはどのようなものを使っていますか?

最初は先ほどもいったようにケータイでしたよ。次に1万円ぐらいのデジタルカメラで、これはしばらく使っていましたね。ある程度注目してもらえるようになってからは一眼レフカメラで撮影するようになりましたが、カメラにもあまりこだわりがないタイプですね。

――撮影に対するこだわりはありますか?

自分が楽しむためにキャンプにいくわけですから、撮影が負担になるようなことはしたくありません。だから、撮影するときもカメラは手が届く範囲に置くことが多いです。でも野性味あふれるキャンプを伝えたいので、なるべく人工物が映らないよう画角にはこだわっていますよ。

――編集はご自身でされていると話していましたが、パソコンやソフトについても教えてください。

編集はすべてノートPCでやっていますよ。いくつか変えましたが、仕事先で編集することもあるので、ずっとノートPCを使っていますね。

ソフトも自分の中ではWindowsに最初から入っていた「ムービーメーカー」が一番やりやすくて、しばらくずっと使っていましたが、いつの間にか配布されなくなってしまったので、いまは「Power Director」になっています。

ただ、先ほども言った通り、パソコン自体には詳しくないので、もっと勉強したいと思っているんですよ。パソコンはこれからの時代に必須のアイテムですから。今の若い世代の人たちは学校の授業にあるので羨ましいです。ぼくなんてスマホだってつい最近持ったくらいですよ?

最近のトラブルの大半はパソコンなので、知識をつけて自分で解決できるようになるといいですね。

――そんなヒロシさんに触ってもらいたいパソコンがあるので紹介しますね。

ロシがレポートするマウスコンピューターの魅力

――今回はPCメーカー・マウスコンピューターから、おすすめの3製品をお持ちしました。

01

モバイル性とコストパフォーマンスに優れた「mouse X4-i5」

mouse X4-i5は、重量が約1.13kg、バッテリー駆動時間が約12時間と、持ち運びが必要な人にも最適なモデルです。スペックもメールチェックやオフィスソフト作業などはもちろん、Photoshopなどのクリエイティブ作業もサクサクこなすことができます。14型で狭額縁なので、サイズよりも画面が広く感じられるでしょう。また、ヒロシさんのようながっつり編集には少々物足りないものの、出先で軽く動画をチェック&編集といった使い方であれば、まったく問題ありません。これで89,800円~(税別)という、コストパフォーマンスの高さも魅力です。

▼ヒロシチェック

軽いし画面がキレイ。持ち運ぶにはやっぱりこれぐらいのサイズ感が理想的ですね。地方の仕事があるときに持っていきたいです。軽い編集だけならこれでもできるということなので、持ち運び用のパソコンとしてライトに使えるノートPCだと思います。

■標準スペック

型番 mouse X4-i5
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i5-10210U
グラフィックス インテル® UHD グラフィックス
メモリ 8GB PC4-21300
M.2 SSD 256GB
ディスプレイ 14型 フルHDノングレア(1,920×1,080)
インタフェース USB 3.0×33 (Type-A/ 左側面×1、右側面×1、Type-C/ 右側面×1)、
USB 2.0×1 (左側面×1)、HDMI×1(右側面)
LAN 有線:ギガビット(10/100/1000)LAN
無線:インテル® Wi-Fi 6 AX201(最大2.4Gbps/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5モジュール内蔵
※連続160MHz帯域対応HT160機器が必要です。
重量 約1.13kg
バッテリー
駆動時間
約12時間
価格 89,800円(税別)~
02

高性能を持ち運べるクリエイター向けPC「DAIV 5N」

動画編集など性能をメインに考えるなら、DAIV 5Nがおすすめです。DAIVはマウスコンピューターのなかでも、クリエイター向けに作られたモデルです。15.6型液晶搭載のスタンダードな筐体に、ハイスペックを詰め込んでいるため、負荷が高いクリエイティブ環境でもその実力を遺憾なく発揮してくれます。また、このサイズと性能であれば2kg台が標準のなか、約1.77kgというモバイル性もヒロシさんのような外での作業が多い方にもうってつけです。

▼ヒロシチェック

動画編集に向いていると聞いて断然気になっています。豊富な外部ポート類もいいですね。出先で動画を取り込むことも多いのでこれは助かります。先程のモデル(mouse X4-i5)と比べると確かに重みはありますが、これ1台で完結する安心感は良さそう。あと遠出する時は普段キャリーで移動するので問題ないです!

■標準スペック

型番 DAIV 5N
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i7-10875H
グラフィックス GeForce RTX™ 2060
メモリ 16GB PC4-21300 (8GB×2/デュアルチャネル)
M.2 SSD 512GB(NVMe対応)
ディスプレイ 15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080)
インタフェース USB 3.1×1(Type-A/左側面)、
USB 3.0×2 (Type-A/ 右側面)、HDMI×1(背面)、Thunderbolt 3 Type-C×1(背面)、カードリーダー(micro SDメモリーカード)×1
LAN 有線:ギガビット(10/100/1000)LAN
無線:インテル® Intel Wi-Fi 6 AX201(最大2.4Gbps/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5 モジュール内蔵 ※連続160MHz帯域対応HT160機器が必要です。
重量 約1.77kg
バッテリー
駆動時間
約5.5時間
価格 179,800円(税別)~
03

動画編集にもぴったりな優秀マシン「DAIV Z7」

ヒロシさんはノートPC派だと思いますが、動画編集にもぴったりな性能を搭載したデスクトップPCもお持ちしました!同じくクリエイター向け「DAIV」です。

デスクトップPCは高いと思われがちなのですが、DAIV Z7はバランス重視で、ハイスペックでありながらコストを抑えているのも魅力。CG、DTP、RAW現像、4Kクラスの動画編集までなんでもこなせるので優秀なマシンです。また、マウスコンピューターではBTO(受注生産)で、「容量をもっと増やしたい!」など要望に合わせて、カスタマイズが可能。自分好みのマシンにすることができるのもうれしいところ。

▼ヒロシチェック

マウスコンピューターの人から説明を聞いて今一番欲しいと思ったのがこのデスクトップPCです。デスクトップPCって使ったことなくて、実は事務所のパソコンもノートPCだったのですが、パフォーマンスがこれだけ高いのなら、本体が大きいのも納得です。電源もスッとついたので、事務所にこれがあれば作業環境がかなり良くなりそうですね。アフターサポートもばっちりということですから、次の買い替えの有力候補になりました

■標準スペック

型番 DAIV Z7
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i7-10700
グラフィックス GeForce® RTX 2070 SUPER™
メモリ 16GB PC4-21300 (8GB×2/デュアルチャネル)
M.2 SSD 256GB(NVMe対応)
ハードディスク 2TB
インタフェース USB 3.1×2(Type-A/背面×1、Type-C/背面×1)、
USB 3.0×6 (背面×4、前面×2)、Thunderbolt 3 Type-C×2、DisplayPort×2
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN
電源 700W 【80PLUS® BRONZE】
重量 約10.6kg
価格 179,800円(税別)~

りたいことは、やってみる!それがヒロシ流!

――ここまでお話を伺ってきましたが、最後にマイナビ読者に一言お願いします。

パソコンに詳しくないぼくでもYouTubeの世界ではそこそこ登録者がいてくれます。もし、みなさんの中に自分もやってみたいと思う人がいたらぜひやってみるといいと思います。

SNSを始め、インターネットが身近にあって当たり前の時代を過ごしてきている若い世代の人たちのほうが、(スマホやパソコンにも慣れていて)圧倒的に有利なんですから。

逆にぼくと同じ世代の人は、ひとつのことを一途にやるのが美学、なんて思想を押し付けられてきたと思います。だから今までやりたいことがあっても我慢することが多かったはずです。

しかし、やりたいことがあれば、やってもいいです。今まで損をしてきたんですから、それを取り返すためにもぜひ自分にとって楽しいことにどんどんチャレンジして欲しいと思います。

――本日はありがとうございました!

  • photographer:永山昌克

■取材協力
REWILD OUTDOOR TOKYO

「本場のキャンプを気軽に体験」をコンセプトに、アウトドアの素晴らしさを体験できるアウトドアカフェ。まるで森の中にいるような内装と本格的な薫製やバーナーを使った料理が、都心にいながらもキャンプ場に訪れたかのような一時の時間を味わわせてくれます。

▼アクセス
〒103-0025
東京都中央区日本橋茅場町2-1-13 信光ビル1階
TEL:03-6661-1290
Webサイト:https://rewild-camping.com/cafe/outdoor-tokyo/

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