――曲を作る際、普段から意識されていることはありますか?

大森「だれが聴いても、自分のことのように思える曲にしたいと考えています。ただ、矛盾しているようですが、僕自身に向けて書いているところもあって。『音楽を始めた頃の自分がこの曲に出会ったら、どう感じるんだろう?』とか、そういった考える力が楽曲制作のエネルギーになると思っています」

――『SPLASH!!!』は、どのような思いで作られた楽曲ですか?

大森「名前の通り弾けるような、ワクワクできる楽曲にしたいという思いをこめました。あとは、ゲームとのタイアップということで、”おもちゃ箱をひっくり返したような幸せ”を感じてもらえたらいいなと」

――エフェクトなど挑戦的な部分も多い印象です。メンバーのみなさんは、どのように感じられましたか?

髙野「疾走感や熱量を感じて、その雰囲気を演奏で出したいと思いました。DTMサウンドやサビの転調など、高揚感のある部分は大事にしたいですね」

藤澤「どのフレーズも、かわいらしさや楽しくなるものが多くて。あと、今回の楽曲ではオルガンを鳴らしていて、ハネ感のある楽しい感じになるようこだわっています」

山中「”まさにゲーム”といった目まぐるしいサウンドやかわいらしい音は、『ワングラ』にぴったりだと思いましたね。ただ可愛い、明るいだけではなくて、ラブリーとメランコリーも感じられるところが大森らしいなと思いました」

若井「かなりテンポが速い曲なので、ギターでもその疾走感をしっかり表現できるように演奏したいですね」

――歌詞では”潤う”という言葉がキーになっている印象です。

大森「生きていると、楽しいだけではなく、なんだか寂しくなることだってある。”楽しい”という気持ちの裏にある感情を知ることで、奥行きが出るのかなと。そういうかわいた部分が満たされていくような感覚を、”潤い”で表現しています」

『絶対に面白い』と確信

――そんな楽曲を乗せた『ワングラ』のオープニングムービーも公開されています。ご覧になってみていかがでしたか?

大森「『えっ、なんかスゲー!』っていう(笑)」

若井「映像からも、爽快感が伝わってきます」

大森「僕らが曲を演奏するときにこめている感情を、パッと映像にしてくれたような感覚がありますね。どんなゲームになるのか、ワクワクします」

髙野「ムービーに出てくるキャラクターがかわいらしくて、パーソナルな部分をもっと知りたくなりました。敵となるキャラクターのビジュアルも見たのですが、その子たちもどこか愛嬌があって」

  • 『ワンダーグラビティ ~ピノと重力使い~』オープニングムービーより

藤澤「ストーリーも奥が深いんですよね。お話が進むにつれて、先の展開が気になっちゃうんですよ」

若井「映像を見て、『絶対に面白いじゃん』ってなったよね。早くプレイしたい!」

山中「他の人との協力プレイもあるということで、共有できる楽しさがある。早く5人でやってみたいですね」

大森「いいねー! 5人でやりたい」

――メンバー同士でゲームをすることは?

大森「プライベートでもけっこうやります。みんなで協力して対戦するのも大好きですね」

藤澤「そうだねー! 共闘みたいなのも、よくやるね」

大森「だから、『ワングラ』は21歳のいちユーザーとしても、非常に気になります(笑)。5人でできるアプリゲームは限られるんですよね。『ワングラ』では10対10での対戦もできるので、一人ずつ友達誘ってチームができるじゃん、って思いました(笑)」

――確かにそうですね(笑)。『ワングラ』の楽しさはどのような点になりそうでしょうか?

藤澤「RPGのような楽しみ方が基本だと思いますが、対戦もできて、爽快感のあるアクションが多いんですよ。なので、普段RPGをやらない人でも楽しめるゲームだと思いますね」

大森「勉強や仕事に行き詰まって『ちょっともうダメだなー』という気分のときにプレイすると、スッキリすると思います」

――なるほど、いろんな方がハマれそうなゲームですね。ぜひ楽曲も聴きながらプレイしてほしいですね。

大森「いやいや、そんな大それたこと……って感じですが(笑)。聴いてもらえたら、すごく嬉しいです!」