銅製のヒートパイプによりCPUとGPUを効率よく冷却

本体内部の構造は、底面のネジを2つ外し、カバーをずらすだけで簡単に確認可能だ。本体右半分を占めるCPUとGPUにはそれぞれ銅製のヒートパイプが配置されており、熱を本体左側面のヒートシンクへと効率よく移動させるCPUの横にはキングストン製のDDR3Lメモリが取り付けられており、容量は4GB×2枚、計8GBとなる。

本体内部の様子。ネジを2つ外すだけで簡単にアクセスできる

銅製のヒートパイプによってCPUとGPUの熱を移動させ、本体側面から排熱する

メモリには動作電圧1.35Vで動作するDDR3L-1600が採用されている

左下はストレージスペースとなっており、mSATA接続されたSSDと、SATA接続されたHDDを搭載。またSSDの隣にはIEEE802.11ac/a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth V4.0に対応した通信用モジュールが取り付けられているのが確認できる。DVDスーパーマルチドライブはネジ1本で固定されており、TSST(東芝サムスンストレージテクノロジー)製を採用している。バッテリー容量は4400mAhとなり、ACアダプタの出力は90Wとなる。

左下にはSATA端子やmSATA端子が用意されており、ストレージや通信モジュールが設置されている

BTOカスタマイズで追加された、Plextor製の128GB mSATA SSD

HDDにはWestern Digital製の500GBモデルが採用されている

IEEE802.11ac/a/b/g/nとBluetooth V4.0に対応したIntel製の通信モジュールを搭載する

DVDスーパーマルチドライブはTSST製となり、スリムラインSATAにて接続されている

バッテリーは簡単に着脱可能。容量は4400mAhとなる

ハードウェアをコントロールできるソフトを同梱

ここまで紹介してきたハードウェアをコントロールするため、「N1542J-720/E」ではいくつかのソフトがプリインストールされている。いずれもタスクトレイやショートカットキーから起動が可能だ。「CONTROL CENTER」は全体の動作をつかさどるユーティリティとなっており、ファンの速度や電源管理方法、タッチパッドのON/OFFなどの操作が行える。「Sound Blaster Cinema 2」は、サウンドに特殊なエフェクトを付加し、サラウンド効果や低周波復元、ダイナミックレンジの調整などを行うことができるオーディオ機能。音楽や映画、アニメ鑑賞、ゲームやボイスチャットなどの音質を向上させてくれることだろう。

ファンや電源、タッチパッドなど、本体の挙動をコントロールできる「CONTROL CENTER」

サウンドにエフェクトをかけ、さまざまな音響効果を付与できる「Sound Blaster Cinema 2」