「AS SSD Benchmark」で比較

今度は、AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088の結果を比較してみた。転送速度の計測では、1TBモデルのシーケンシャルリードが509.03MB/、シーケンシャルライトが495.30MB/sとなったのに対し、120GBモデルはシーケンシャルリードが509.85MB/s、シーケンシャルライトが393.69MB/sだった。

アクセスタイムは、1TBモデルのリードが0.071ms、ライトが0.037msで、120GBモデルのリードが0.072ms、ライトが0.040msだ。シーケンシャルリードは1TBモデルでも120GBモデルでも大きな差はないが、シーケンシャルライトは1TBモデルのほうがかなり速い。

1TBモデル

120GBモデル

また、IOPSを比べると、4K-64Thrdでの1TBモデルのリードは95,972 IOPS、ライトは80,838 IOPSなのに対し、120GBモデルのリードは78,235 IOPS、ライトは27,001 IOPSとなり、ライトのIOPSは3倍近い差が生じた。

1TBモデル

120GBモデル

実使用での体感に近いファイルコピーテストの結果を見てみよう。1TBモデルの場合、ISOが325.95MB/s、Programが246.34MB/s、Gameが305.66MB/sで、コピーにかかった時間はそれぞれ、3.29秒、5.71秒、4.52秒であった。120GBモデルは、ISOが285.25MB/s、Programが218.71MB/s、Gameが188.67MB/sで、コピー時間はそれぞれ、3.77秒、6.43秒、7.32秒となった。120GBモデルも決して性能が低いわけではないのだが、1TBモデルなら、さらに高い性能を実現していることが分かる。

ファイルコピーテストの結果

1TBモデル

120GBモデル

最後はコンプレッションベンチマークの比較だ。1TBモデルはリード速度が2カ所で落ち込んでいるが、ライト速度はほぼ一定で486MB/s前後の値だ。120GBモデルでは、リード速度はほぼ一定だが、ライト速度に多少の上下があり、平均で370MB/s程度となっている。

コンプレッションベンチマークの結果

1TBモデル

120GBモデル

Samsung SSD 840 EVOの1TBモデルと120GBモデルを比べると、やはり、1TBモデルのほうがライト速度が高速であった。120GBモデルでも、2012年に登場した同容量のSamsung SSD 840と比べて高い性能を実現しているが、パフォーマンスを重視する人は、Samsung SSD 840 EVOの500GB以上のモデルがおすすめだ(先述した通り、500GBモデルや750GBモデルも、性能は1TBモデルと同じとされている)。

次ページ: 「RAPID Mode」の威力を検証。1GB/s超を実現!