マイナビニュースマイナビ

カスペルスキーが2021年度の事業方針 - セキュリティ啓発オンライントレーニングを発表

[2021/06/28 11:00]岩井 健太 ブックマーク ブックマーク

カスペルスキーは6月24日、オンラインで事業方針および法人向け新オンライントレーニングサービスに関する記者説明会を開催した。

全体の業績は前年比7%増の成長

まず、はじめにカスペルスキー 代表取締役社長の藤岡健氏は2020年度の業績について「コンシューマ事業はコロナ禍によるリモートワークの需要増、Amazonを中心としたダウンロードビジネスの大幅伸長、サブスクリプションライセンス・新製品により前年比5%となった。また、法人事業は中小企業の新顧顧客が同38%増となり、大手企業は公共系を中心とした大型案件や高度な脅威情報提供サービスの浸透などで同20%増となった。アライアンス事業はモバイルバンキングなど新規プロジェクトの深耕に加え、VPN系ソリューションのアドオンで同2%となり、全体の業績は同7%となった」と振り返る。

カスペルスキー 代表取締役社長の藤岡健氏

カスペルスキー 代表取締役社長の藤岡健氏

2020年度の業績

2020年度の業績

2020年のサイバー脅威に関しては1997年から検知を開始したマルウェアサンプル数は10億以上、2020年に同社製品が検知した悪意のあるファイル、URLなどのオブジェクト数は100億、1日に検知する新規の悪意のあるファイル数は36万に達した。こうした中、日本の傾向として「組織を狙う標的型ランサムウェア攻撃が台頭」「既知のSSL-VPN製品の脆弱性を悪用した初期侵入を観測」「国内モバイルデバイスへの攻撃が活発化」の3点を挙げている。

標的型ランサムウェア攻撃の台頭では、さまざまな業界を標的とし、脅迫手口の変化、窃取したデータを暴露すると脅し、主な初期感染経路はVPNやリモートデスクトップへの総当たり攻撃、サプライチェーン攻撃、スピアフィッシングメールなどがあった。

既知のSSL-VPN製品の脆弱性を悪用した初期侵入については、リモートワーク増加に伴う侵害ポイントの角田により、日本国内でもSSL-VPN製品の脆弱性や漏えいした認証情報の悪用を観測したほか組織ネットワークに不正侵入し、ランサムウェアに感染ケースもあったという。

国内のモバイルデバイスへの攻撃では、金銭の窃取を目的とする「Roaming Mantis」の継続した攻撃活動を観測、Androidデバイスは「Wronba」(バンキング型トロイの木馬)を使用し、iOSデバイスはフィッシングサイトに誘導するケースが散見された。

2020年~2021年の日本におけるサイバー脅威の傾向

2020年~2021年の日本におけるサイバー脅威の傾向

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

もっと知りたい!こちらもオススメ

エフセキュアがサブスク型のセキュリティプラットフォーム発表

エフセキュアがサブスク型のセキュリティプラットフォーム発表

エフセキュアは5月21日、2021年事業説明会を開催し、企業のサイバーセキュリティサービスの新しいクラウドベースのプラットフォーム「F-Secure Elements」を発表した。

関連リンク

この記事に興味を持ったら"いいね!"を Click
Facebook で TECH+ の人気記事をお届けします
注目の特集/連載
[解説動画] Googleアナリティクス分析&活用講座 - Webサイト改善の正しい考え方
Slackで始める新しいオフィス様式
Google Workspaceをビジネスで活用する
ニューノーマル時代のオウンドメディア戦略
ミッションステートメント
次世代YouTubeクリエイターの成長戦略
IoTでできることを見つけるための発想トレーニング
教えてカナコさん! これならわかるAI入門
AWSではじめる機械学習 ~サービスを知り、実装を学ぶ~
Kubernetes入門
SAFeでつくる「DXに強い組織」~企業の課題を解決する13のアプローチ~
マイクロサービス時代に活きるフレームワーク Spring WebFlux入門
AWSで作るマイクロサービス
マイナビニュース スペシャルセミナー 講演レポート/当日講演資料 まとめ
セキュリティアワード特設ページ

一覧はこちら

今注目のIT用語の意味を事典でチェック!

一覧はこちら

会員登録(無料)

ページの先頭に戻る