Donutsは7月18日、魚金が運営する居酒屋チェーン「魚金」が、クラウドベースの業務支援システム「ジョブカン勤怠管理」を導入し、約2年間でアルバイト従業員の月間平均残業時間を約80%削減したと発表した。

魚金では、以前より店舗スタッフの残業時間削減に取り組んでいたものの、店舗スタッフのタイムカードの修正や給与計算に手間がかかり、各マネジャーの負担が大きいことが大きな課題となっていた。

そこで同社は、勤怠管理とシフト作成を同時に行えるジョブカン勤怠管理の導入を決定。同システムは、複数拠点の勤怠データをリアルタイムに確認/集計/抽出し、給与計算までの業務を迅速化するというもの。また、さまざまな規模や業態の勤怠管理に対応する200以上のオプションを搭載する。

従来は従業員が出勤/退勤時間をタイムカードに打刻(記録)する際、打刻忘れや打刻間違いが頻発していたが、PC打刻やICカード打刻が可能となったことで、ミスが激減し、打刻チェック作業や給料計算の手間が軽減されたとしている。

また、従業員の勤務実態が見える化したため、残業時間が多い傾向にある従業員の出社時間を遅らせたり早めの帰宅を促したりといった指示を出せるようになったという。

魚金では今後、ジョブカンのシフト管理機能も活用することで全店舗のシフトを見える化し、店舗間ヘルプを効率的に行える仕組み作りを行っていく計画。