インフォテリアは1月18日、同社の業務用モバイル端末向けコンテンツ管理システム「Handbook(ハンドブック)」を岩井コスモ証券が採用したと発表した。

岩井コスモ証券では、従来、紙資料中心の営業活動を行っていたが、営業担当者の事前準備の負担が大きいことや、持ち運べる情報量に限界があるために外出先での幅広い対応が困難であるといった課題を抱えていた。

そこで同社は、タブレット端末を導入し、コンテンツ共有ツールとしてHandbookを採用。製品選定にあたっては、現場の声を収集するアンケート機能や、コンテンツの更新を知らせるメッセージ通知機能などの基本機能が充実していたこと、他社の導入事例から活用イメージがつかみやすかったことが決め手になった。

導入により、紙資料中心の営業スタイルから、電子カタログ・動画を活用した新しいアプローチが可能となり、視覚的な効果から顧客の商品に対する理解度が向上したという。また、営業資料データを全て持ち運べるため、訪問先での急な要望にも柔軟な対応が可能になった。

利用イメージ

岩井コスモ証券がHandbookで共有している情報の表示例

同社では、毎朝Handbookに営業関連情報のPDFや動画、マーケットコメント(音声)、価格情報を配信し、活用の定着化を促進。隙間時間を利用した情報収集や業務対応が可能になったことで、業務効率化が進んだという。

今後はさらに、営業部の会議での利用を検討するほか、来春には新人研修などにも活用したいとしている。