Google Site Searchからの簡単移行

【連載】

簡単導入! OSS全文検索サーバFess入門

【第2回】Google Site Searchからの簡単移行

[2017/11/20 12:30]菅谷 信介 ブックマーク ブックマーク

業務アプリケーション

連載目次

前回は全文検索サーバFessの構築と利用方法を紹介しました。

今回は構築したFessサーバを利用して、どのように自社Webサイトに検索サービスを組み込むかについて説明していきます。

Fessを検索サービスとしてWebサイトに組み込む方法はいくつかありますが、今回はGoogle Site Search(GSS)からスムーズに移行するためにはどうするか?という観点で話を進めます。

GSSを自社Webサイトに組み込む場合、検索サービスを利用したいページ上でjavascriptタグを埋め込むだけで利用することができます。

Fessでも同様の機能をFess Site Search(FSS)として提供しています。

ですので、検索結果を表示したいページにFSSのJavaScriptを追加するだけで、構築したFessサーバの検索機能を利用できます。

Fessサーバを構築・運用する手間を省きたい方は商用サービスで安価なFessサーバを提供しているので、それを利用すれば自社WebサイトにFSSのJavaScriptを配置するだけでサイト内検索を実現できます。

それではFSSのJavaScript(FSS JS)と導入方法について順に説明していきます。

FSS JSとは

FSS JSはFessの検索結果を表示するJavaScriptファイルです。

このJavaScriptファイルを自社Webサイトに配置することで検索結果を表示できるようになります。

FSS JSは、「https://fss-generator.codelibs.org/」のFSS JS Generatorというサイトで生成して入手することができます。

FSS JS Generator

本校執筆時点(2017年11月)では背景色(Background)およびボタンの色(Button)を指定して、JavaScriptファイルを生成できます。

FSS JSはFess 11.3以上のバージョンに対応しています。今後、FSS JS Generatorでカスタマイズ可能な項目は増えていく予定です。

「Generate」ボタンを押下すると、生成したJavaScriptで検索結果のプレビューを表示します。

プレビュー表示

このプレビュー表示で問題がなければ、「Download JS」ボタンを押下してJavaScriptファイルをダウンロードしてください。

サイトへの導入

今回は静的なHTMLで作られた「www.n2sm.net」にサイト内検索を導入する例を考えます。

検索結果はそのサイト内のsearch.htmlに表示するようにして、Fessサーバは「nss833024.n2search.net」に別途構築します。

ダウンロードしたFSS JSのJavaScriptファイルは/js/fess-ss.min.jsとしてサイト上に配置します。

上記の情報をまとめると以下のようになります。

対象名 URL
検索対象サイト https://www.n2sm.net/
検索結果ページ https://www.n2sm.net/search.html
FSS JS https://www.n2sm.net/js/fess-ss.min.js
Fessサーバ https://nss833024.n2search.net/

javascriptタグの埋め込みはsearch.html内の検索結果を表示したい箇所に以下のタグを配置します。

<script>
  (function() {
    var fess = document.createElement('script');
    fess.type = 'text/javascript';
    fess.async = true;
    // FSS JSのURLをsrcに設定します
    fess.src = 'https://www.n2sm.net/js/fess-ss.min.js';
    fess.charset = 'utf-8';
    fess.setAttribute('id', 'fess-ss');
    // Fessの検索APIのURLをfess-urlに設定します
    fess.setAttribute('fess-url', 'https://nss833024.n2search.net/json');
    var s = document.getElementsByTagName('script')[0];
    s.parentNode.insertBefore(fess, s);
  })();
</script>
<fess:search></fess:search>

search.htmlにアクセスすると検索フォームが表示されます。

検索語を入力すると次のように検索結果を表示できます。

検索結果

他のページに検索フォームを配置して検索結果を表示するためには、以下のような検索フォームを各ページに配置して、「https://www.n2sm.net/search.html?q=検索語」へ遷移するように設定してください。

<form action="https://www.n2sm.net/search.html" method="get">
  <input type="text" name="q">
  <input type="submit" value="検索">
</form>

*  *  *

今回はJavaScriptのタグを配置するだけで、Fessの検索結果をサイトに埋め込む方法を紹介しました。

FSSによって、GSSからの移行も既存のJavaScriptのタグを置き換えるだけで実現できます。

FSS JSには他の表示方法や検索ログをGoogle Analyticsと連携する方法などもあります。 その他の設定方法については、FSSの[マニュアル]を参照してください。

次回はFessをウェブスクレイピングのプラットフォームとして利用する方法を紹介します。

著者紹介

菅谷 信介 (Shinsuke Sugaya)

Apache PredictionIOにて、コミッター兼PMCとして活動。また、自身でもCodeLibs Projectを立ち上げ、オープンソースの全文検索サーバFessなどの開発に従事。

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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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