Facebook Japanはこのほど、オンラインでメディア向けにラウンドテーブルを開催し、中小ビジネス支援に関する発表を行った。

ファミリーアプリの利用者数が全世界で33億人を突破

まず、はじめにFacebook Japan 代表取締役の味澤将宏氏は「2020年第4四半期の決算時点でFacebookやMessenger、Instagram、WhatsAppをはじめとしたファミリーアプリの利用者数は全世界で33億人を突破し、ファミリーアプリを利用するビジネスは全世界で毎月2億以上にのぼる」と話す。

Facebook Japan 代表取締役の味澤将宏氏

Facebook Japan 代表取締役の味澤将宏氏

昨今、同社では新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、苦境に陥る中小ビジネスの支援にフォーカスしており、時短営業を強いられている飲食店への支援として、Instagramの機能強化に取り組んでいる。3月からは一部の利用者を対象に近隣のビジネスなどを表示する地図機能を提供。

近隣のビジネスなどを表示する地図機能

近隣のビジネスなどを表示する地図機能を一部ユーザーに提供している

味澤氏は「われわれのデータやリサーチから日本では多くのユーザーが飲食店や観光スポットなど発見するために、Instagramを利用している。ユーザーがより簡単に近隣で人気スポットを探せる機能を開発した。中小ビジネスにとって新規顧客に発見してもらうための効果的なツールになると考えている」と述べた。

具体的には、発見タブにある「地図」ボタンをタップすると、Instagram上で人気のある近隣スポットを表示する仕組みとなっており、ほかのユーザーが投稿した写真・動画もサムネイルで表示されることから、どのようなビジネスなのか簡単にイメージできるというもの。

また、目的に合わせてカフェやレストラン、観光名所などのフィルターをかけることができ、表示された店舗がInstagramのアカウントを持っている場合は当該アカウントへの導線となり、料理注文機能を利用していればデリバリーも可能。正式なローンチは未定だが、利用者の反応は好意的だという。