ヨルダとの協力プレイ、仕掛けの解き方……コツを掴めば活路が開ける

さて、最後に『ICO』をクリアするためのテクニックや知識を伝授していこう。アクションの難易度はそれほど高くないので、慎重に行動していけば、ストーリーを十分に味わいながらゲームを進めることができるハズだ。

『ICO』で1番つまづくことになるのが、城の中にしかけられた数々の仕掛けだ。本作の大きな魅力なのだが、一度詰まってしまうとゲームがまったく進まなくなることがある。そんな時は前述の通り、周囲を見渡すことや、「ヨルダ」の動きをチェックすることが重要だ。また、一見、「ヨルダ」が届かないような幅がある場合は、[R1]ボタンで呼んでみるのも手。「ヨルダ」がジャンプして、「イコ」が手を差し伸べてキャッチしてくれることもあるのだ。あきらめずにいろいろな事を試すのがゲーム攻略のポイントとなる。

謎に詰まったら、先に進んでみるのも手。新たな展開の後に戻ってみると、攻略法が見つかるかもしれない

「イコ」が手を差し伸べることで、幅がある場所でも「ヨルダ」はジャンプできる。手をつかんだら、しっかり引き上げてあげよう

そして敵との戦闘。城には影のような生物がいて、「ヨルダ」を黒い穴へと引きずり込もうとする。1対1での戦いはほとんど苦労することはないが、複数で襲いかかってこられると非常にやっかいな存在だ。「イコ」は連続攻撃を繰り出せるが、混戦になる場合、2回の連続攻撃にとどめておこう。3回目の攻撃は強力だが、大ぶりでミスると敵に吹き飛ばされ、その隙に「ヨルダ」を連れ去られてしまう場合もある。また、扉を動かす際に発生する放電が、影を一掃してくれるので、時間の短縮になることも覚えておきたい。

そのほか、「イコ」がダウンした時は、方向キーをガチャガチャと動かすことで素早く立ち上がることができるほか、ヨルダが影に連れ去られた際、[R1]ボタンを押すと、どこに行ったか注目してくれるので助けやすくなる。

「ヨルダ」から離れず、守るようにして影と戦おう。攻撃は大ぶりにならないように気をつける

「ヨルダ」が扉を開ける際、放電で敵が全滅する。場合によっては戦わずに先に進むことが可能なのだ

操作がシンプルなので、ゲーム初心者やアクションが苦手な人にもオススメしたい作品だ。また、本作の世界を共有しているとされる、『ワンダと巨像』のHDリマスター版も同時発売(数量限定で2作品をパッケージにした製品も用意)されているのでコチラも体験してほしい。

製品情報

本作と『ワンダと巨像』がセットになった数量限定の『ICO/ワンダと巨像 Limited Box』(6,980円)もある

ゲームタイトル 『ICO』
メーカー名 ソニー・コンピュータエンタテインメント
ジャンル アクションアドベンチャー
対応機器 PS3
発売日 9月22日
価格 3,980円
CEROレーティング B(12歳以上対象)

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