スマートフォンの秋冬モデル新製品も一通り出そろいました。話題の中心はiPhone 12ですが、最新モデルの価格は、やはり高めです。一方のAndroidスマートフォンもハイスペックな製品は10万円以上とかなり高価。とはいえ低価格なモデルは性能や品質に不安があるかもしれません。

折りたたみスマートフォンや、そのブランドコラボで40万円を越えるラグジュアリーモデルを出しているGalaxyも、実はコスパに優れたモデルを出しています。Galaxyの代表製品はハイエンドの「Galaxy Sシリーズ」「Galaxy Noteシリーズ」ですが、ここ数年は価格をぐっと抑えた「Galaxy Aシリーズ」にも注力しています。Galaxy Aシリーズは海外では多い国では10機種弱が発売されるほど。年々数を増やしています。

  • Galaxy Aシリーズは海外だけではなく日本でも製品を拡大中

日本では「Galaxy A21」「Galaxy A51 5G」の2機種がAシリーズ最新モデル。6月には「Galaxy A41」も出ており、コスパの良さから売上ランキングの上位にもよく顔を出しています。海外でもこれらのモデルは学生でも気軽に買えることで人気です。

このように日本でもGalaxy Aシリーズは数が増えてきました。ではどれがお得かな、と考えると、2-3年で買い替えるのなら上位モデルとなるGalaxy A51 5Gの価格性能比の良さが光ります。

  • Galaxy Aシリーズの中はGalaxy A51 5Gに注目したい

Galaxy A51 5Gはディスプレイサイズが6.5インチ、解像度が2,400×1,080ピクセルあるので動画やコンテンツ、SNSのタイムラインを見るのにも十分使えます。Galaxy A21も同じサイズですが、解像度が低いためコンテンツによっては不満が出てきてしまうでしょう。

  • 6.5インチ高解像度なディスプレイを搭載

Galaxy A51 5Gのカメラは4,800万画素+1,200万画素(超広角)+500万画素(マクロ)+500万画素(深度測定)の4つ。最高画質が4,800万画素あれば夜景もきれいに撮れます。深度測定カメラもあるので、ボケを効かせたポートレート写真も取れます。さらに4K動画も撮れるので、今撮影しておけば数年後もその思い出をきれいな映像で楽しめます。

  • 4,800万画素の高画質カメラを搭載。背面のスリットの入ったデザインも特徴

マクロカメラは自宅にいる時間が長くなった今、よく使う機能になるのではないでしょうか。食事にぐっと近づいて撮影するのはもちろん、買ったばかりのアクセサリや自慢のコレクションのフィギュアなどを美しく撮影できます。スマートフォンのカメラというと望遠機能にフォーカスが当てられがちですが、マクロ撮影対応もこれからは気にしたいものです。

  • マクロなら自宅の中でも様々な物をクローズアップして撮影できる

一方フロントカメラは3,200万画素。これもかなりの高画質。自撮りをする人にはうれしい性能です。このフロントカメラはディスプレイの上部に小さい穴として内蔵されています。写真や動画を見る時もフロントカメラの存在がなるべく邪魔にならないようになっているわけです。

  • パンチホールと呼ばれる「穴」型フロントカメラを搭載

Galaxy Aシリーズは2019年から若い世代向けにフォーカスした製品として生まれ変わり、同じGalaxyでもSシリーズ、Noteシリーズとは異なる方向を向いて製品開発されています。ライバルとなるのは最近存在感を増してきた中国メーカーのコスパモデル。大画面・高解像度カメラ・低価格でシェアを伸ばして生きたライバルに対して、Galaxyも真っ向から勝負を挑んでいます。

海外では元々500ドルで販売が始まったGalaxy A51 5G、日本ではドコモとauが販売しています。例えばドコモの定価は5万7,288円(5G WELCOME割適用)ですが、スマホお返しプログラムを使うと3万8,196円、1,591円の24回払い。無理なく払える金額でしょうし、SIMフリーの中国メーカーの製品にも十分対抗できます。

  • 3万円台で買うこともできる

さらにGalaxy A51 5Gの隠れたアドバンテージは、その名の通り5Gに対応することです。今はまだエリアの狭い5Gですが、来年には使える場所はさらに広がっているでしょう。今スマートフォンを買って、来年また5Gモデルを買い替えるのももったいないかもしれません。2年使い続けるなら「気が付いたら自宅や会社・学校付近で5Gが使えるようになっていた」を実感できる、コスパに優れた5Gスマートフォンを今買っておくのもよさそうです。

  • もはやiPhoneも5G対応が当たり前の時代。Galaxy A51 5Gも当然5G対応だ

海外では2021年モデルとして「Galaxy A42 5G」も出てきました。Galaxy A51 5Gの姉妹機という位置づけで、画面は0.1インチ大きいものの解像度は低く、カメラも超広角を800万画素にするなどスペックを落としています。

すべてのGalaxyスマートフォンのラインナップの中で、上位はSシリーズやNoteシリーズ、下位はGalaxy A21やGalaxy A41 5G。そしてちょうど中間に位置するのがGalaxy A51 5Gと言えます。Galxy A51 5Gは「価格は高からず、スペックもほどよく、カメラも性能はいい」と、上位モデルと下位モデルの特徴をうまく詰め込んでいます。

  • 実は欲張りなGalaxy A51 5G

海外ではGalaxy A51 5Gの上位モデルとして「Galaxy A71 5G」も発売されています。iPhoneも全モデルが5G対応になった今、Galaxyのミドルハイレンジモデルも着々と5G化が進んでいます。もちろん5Gはまだ早い、と考える人も多いでしょう。しかし1年後「5Gにしておけばよかった」と思うようになっていることでしょうね。ドコモ・auユーザーの人で買い替えを検討している人、Galaxy A51 5Gにもぜひ注目してください。