Microsoft EdgeブラウザにMicrosoftアカウントでサインインすると、設定や拡張機能、パスワードなどの自動同期が行われる。すこぶる便利な機能だが、気になるのがお気に入りバーに登録した「お気に入り」サイトたちの扱いだ。新たにセットアップしたPCで同期が始まると、お気に入り名を展開した状態になってしまう。

  • アドレスバー下に現れるお気に入りバー。サイト名が表示されている

筆者はアイコンに切り替えて表示しているのだが、Microsoft Edgeの同期機能では、お気に入りバーの状態の同期は範囲外のようである。お気に入りに出るコンテキストメニューでは、使用可能なショートカットキーが明示されているが、「アイコンのみを表示」は空欄だ。

そのため、マウスで1つ1つ表示形式を切り替えていたが、旧Microsoft Edge時代のアクセスキーを試したところ、安定版Microsoft Edge(バージョン96)やCanary版Microsoft Edge(バージョン98)で有効なことを確認した。

  • 対象のお気に入りを右クリック/長押しし、「H」キーを押す

  • これでお気に入りの表示形式が、トグル式で切り替わる

他にも「A」キーで現在のページをお気に入りへ追加し、「B」キーでツールバーの「お気に入り」ボタンを表示切り替え、「C」キーはコピー、「D」キーは削除といった操作を実行できる。

これらの情報はサポートページにも掲載されておらず、コンテキストメニューにも記載はない。見栄えが悪くなるなどの理由があると思うが、対応するキー操作を残しているのは便利だ。筆者はすべてを調査していないが、気になる方は試してほしい。