長年Windowsを使っているユーザーほど、Windows 11のエクスプローラーに違和感を覚えるだろう。それはファイル/フォルダーの表示間隔が異なるからだ。昨今はキーボード操作/マウス操作のほかタッチ操作も加わり、各操作に配慮した結果なのだろう。

  • 通常のエクスプローラー

  • コンパクトビューを有効にした状態

Microsoftは互換性を担保するために、「コンパクトビュー」を用意した。下記手順からもわかるとおり、コンパクトビューはトグル式で切り替わり、変更も容易である。

  • エクスプローラーで「…」→「表示」→「コンパクトビュー」と順にクリック/タップする

コンパクトビュー有効時は、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\AdvancedキーのDWORD値「UseCompactMode」が「1」となり、無効時は「0」に切り替わる仕組みだ。ただし、コンパクトビューだけをレジストリから操作するメリットは少ない。なぜなら前述したGUI操作の方が簡単かつ、レジストリ操作はエクスプローラーの再起動が必要になるからだ。

おススメはレジストリファイルによるPC設定時。筆者は各種設定を一つのレジストリファイルにまとめておき、新規インストールもしくはリセットしたWindows 11の設定を一括で行っている。なお、バッチファイルなどコマンドライン操作を行う場合は、「reg add "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced" /v UseCompactMode /t REG_DWORD /d 1 /f」と実行すればよい。

  • レジストリファイルの内容