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Webで情報を調べていると、いつの間にか山ほどのタブが積み重なってしまう。タブ幅は自動的に狭まって視認性も低下し、使い勝手が悪くなってくる。

Microsoft EdgeはGoogle Chromeと同じChromiumベースのWebブラウザーだが、Google Chromeは試験段階ながらもタブのグループ化機能を実装している。正直うらやましく思っていたところ、ようやくMicrosoft Edgeでも同様の機能が利用可能になりそうだ。

  • Canary版Microsoft Edgeのアドレスバーに「edge://flags」と入力して「Enter」キーを押し、検索ボックスに「tab groups」と入力する。検索結果として示された「Tab Groups」「Tab Groups Auto Create」「Tab Groups Collapse」の3項目で「Enabled」を選択し、「再起動」ボタンをクリック/タップしてMicrosoft Edgeを再起動する ※安定版Microsoft Edgeでも「Tab Groups」のみ選択・有効化できる

2020年12月上旬にリリースしたCanary版Microsoft Edge バージョン89.0.722.0でタブのグループ化機能を有効にすると、タブのグループ化や折りたたみ、タブグループ内の新規タブ作成といった操作が可能になる。なお安定版Microsoft Edge(バージョン 87.0.664.57)でも「Tab Groups」のみ選択・有効化できることを編集部で確認している。

  • タブを右クリック/長押しすると、コンテキストメニューに「タブを新しいグループに追加」が選択可能になる

  • グループ化したタブは名称の付与や背景色の選択に加えて、グループ内の新規タブ、グループ化の解除といった操作を行える

  • 別のタブをグループに追加するには、タブを右クリック/長押しして「タブをグループに追加」→タブグループ名と順に選択する

  • こちらが複数のタブをグループに納めた状態。背景色と色付きの下線で他のタブと区別している

  • グループ化したタブをクリック/タップすると、タブが折りたたまれる

今回の操作ではタブグループの自動生成機能も有効にしているため、タブ幅が狭まるほどWebサイトを開いている状態で、サイト内のリンクを別タブで開くと、タブグループが自動生成される。その際はタブ名は空のままになるため、必要に応じて命名するか、タブグループを解除すればよい。

  • 自動生成されたタブグループ。背景色は先頭のグレーが用いられることが多い

タブグループ機能はWeb閲覧のUX(ユーザー体験)を大きく改善するため、万人におすすめしたいものの、開発者向けであるCanary版に加えて、本稿執筆時点では試験段階である。そのため、突然タブグループが消えてしまうなど、意図しないトラブルが発生しないとは断言できない。ただ、安定版Microsoft EdgeとCanary版は同居できるため、タブグループに興味をお持ちのかたは一度試してほしい。