Windows 10ミニTips(468) 新旧のMicrosoft Edgeを共存させる

「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

レジストリエントリーを編集する

先日、新Microsoft Edgeから旧Microsoft EdgeへダウングレードするTipsを紹介したが、旧Edgeを入れるにはもう1つ対応策がある。それはグループポリシーを編集して、新旧Microsoft Edgeを共存させるというもの。以下の手順を新Microsoft Edgeが未インストール、もしくはアンインストールした状態で実行する。

「Win」+「X」キー→「A」キーと順に押すか、スタートを右クリック/長押しし、「Windows PowerShell(管理者)をクリック/タップする

下記囲みの内容をコピー&ペーストする



reg add HKLM¥SOFTWARE¥Policies¥Microsoft¥EdgeUpdate /t REG_DWORD /v Allowsxs /d 1 /f

今回は手順が冗長になるため、レジストリエントリーをコマンドラインから操作した。あとは新Microsoft Edgeをダウンロードしてインストールすると、新旧Microsoft Edgeが共存可能になる。

左側は旧Microsoft Edge、右側は新Microsoft Edge。既定のWebブラウザーは旧Microsoft Edgeのまま。なお、アイコンは表示されない

スタートメニューを確認すると、旧Microsoft Edgeは「Microsoft Edgeレガシ」という名称に変更されていた

旧Microsoft Edgeは「Microsoft Edgeレガシ」となり、両者を同時に起動することも可能だ。懸念が残るのはセキュリティ対策である。旧Microsoft Edgeに脆弱性が見つかった場合、従来のようにMicrosoftからセキュリティ更新プログラムが提供されるのか現時点では不明だ。問題が発生した場合は、「設定」の「アプリ/アプリと機能」から旧Microsoft Edgeのアンインストールを推奨する。