「ThinkPad T14s(AMD)」が相棒に

こうして入院先でも自分のノートPCを使えることになりました。

筆者が普段使っているノートPCはレノボの「ThinkPad T14s(AMD)」です。CPUに「Ryzen 5 PRO 4650U」 (2.1G~4GHz、6コア12スレッド、AMD PRO対応)を採用していて、実はなにげにこのことが気に入って購入していたりするのですが、“入院先で使うノートPC”としては、その他のスペックが重要になります。

それは「本体の幅と奥行き」、そして、意外なところとしては「ポインティングデバイス」です。

ノートPCなので使う場所は選ばない、と思うかもしれません。それこそ、ベッドに体を横たえていても胸の上、もしくは、膝の上に置けば使えるでしょう。

しかし、ある程度の時間を“疲れにくい姿勢”(ここ大事)で使い続けようとすると「テーブルにノートPCをおいて使う」ことが必須になります。

テーブルの奥行き問題がシビア

病院のベットで“机”として使われているのが「オーバーテーブル」と呼ばれるものです。これは、病院用ベッドの両脇についている「柵」に載せて使うテーブルで、幅が固定のオーバーテーブルの他に、ベッドのサイズの合わせて幅を可変できる「アジャストテーブル」もあります。

オーバーテーブルは使用するベッドの幅に合わせて83センチ、91センチ、100センチと3種類のサイズを用意していますが、奥行きは全て31センチになります。また、アジャストテーブルは幅が70~101センチで変更できますが奥行きは32センチ固定です。

筆者が入院した横須賀中央市民病院ではオーバーテーブルもアジャストテーブルも使っていましたが、いずれにしても奥行き31センチ、もしくは32センチに収まっているノートPCでないと本体を置くことができません。

幸いにしてThinkPad T14s(AMD)は奥行きが226.15ミリなので大丈夫でした。もっとも、奥行きが300ミリを超えるノートPCとなるとディスプレイに17.3型を採用した重さ4キロ越えのゲーミングノートPCクラスになります。このぐらいのモデルになると病院のベッドで使うのはサイズ的に難しいといえるでしょう。

  • 横須賀中央市民病院ではアジャスターテーブルにThinkPad T14s(AMD)を置き、筆者はベッドの上で体を起こした姿勢で使っていた