本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していきます。今回は、Excelのセルから最大値や最小値を取り出す関数を確認します。最大値と最小値を抽出したいというケースは意外と多いので、覚えておいて損はないでしょう。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

「MAX」関数と「MIN」関数を使って数式を作成

毎月の売上や経費などの金額、一日に歩いた歩数などの記録など、ビジネスやプライベートで日々の情報を表にまとめているユーザーは多いのではないでしょうか。そうした表で、記入した記録から最大の値や最小の値を取り出したいというケースもあるでしょう。Excelに用意されている「MAX」関数と「MIN」関数を使えば、簡単に抽出することができて便利です。

  • まずは最大値を抽出する「MAX」関数を使ってみます。まずは数式を入力するセルをクリックして入力状態にし、「=MAX(」と入力します

  • 続いて最大値を取り出したいセルをドラッグして範囲選択します。ここでは「B2」セルから「B8」セルまでをドラッグしています

  • 範囲選択したセルが「=MAX(」のあとに自動入力されます(画面では「B2:B8」)。その後ろに「)」を入力して数式を完成させ、[Enter]キーを押して確定します

  • 範囲選択した「B2」から「B8」までのセルでもっとも大きな数値が抽出されました

  • 今度は複数のセルから最小値を抽出してみます。数式を入力するセルをクリックして選択し、「=MIN(」と入力。続いて最小値を取り出したいセルを範囲選択して数式に入力します(ここでは「B2:B8」)

  • 「MAX」関数と同様に、「)」を入力して数式を完成させ(画面では「=MIN(B2:B8)」)、[Enter]キーを押して確定します

  • 範囲選択した「B2」から「B8」までのセルでもっとも小さな数値が抽出されました