本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していきます。今回は、Wordの文書内に、PCのWebブラウザ(IEやChromeなど)で表示しているWebページのスクリーンショットを貼り付ける方法を確認します。Webページのイメージを見せたいケースで役に立つはずです。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

「スクリーンショット」機能を使ってみる

企画書などを作成する際、参考となるWebページのイメージを入れることも多いでしょう。PCのブラウザでWebページを開いて、Windows標準またはサードパーティのツールを使って画面をキャプチャし、その画像ファイルをWordで指定して開くといった方法はスムーズとはいえません。Wordに搭載されている「スクリーンショット」機能を利用して、ブラウザ画面を簡単に文書内に貼り付ける方法を紹介しましょう。

  • まずはIEやChromeなどのWebブラウザを起動して文書に貼り付けたいWebページを表示させます。ブラウザを選択した状態にしてから、Wordの画面をクリックして操作を開始します

  • Wordの画面で「挿入」タブをクリックしてリボンの表示を切り替え、「スクリーンショット」アイコンをクリック。「使用できるウィンドウ」画面が表示され、PCで現在開いているウィンドウがサムネイル表示されるので貼り付けたいブラウザのサムネイルをクリックします

  • Webブラウザのサムネイルをクリックすると、URLへのリンクを設定するかを選択する画面が表示されます。ここでは「はい」を選んで貼り付けるスクリーンショットにURL情報を付加します

  • Wordの文書にWebブラウザ画面のスクリーンショットが挿入されました。画面をキャプチャして保存してから文書に挿入するより手間がかからず効率的です

  • 貼り付けたスクリーンショットは、画像を挿入したときと同様、サイズの調整や回転などの操作が行えます。スクリーンショットの角にある○アイコンをドラッグして調整しましょう

  • スクリーンショットを挿入する際にURLへのリンクを設定した場合は、[Ctrl]キーを押しながらスクリーンショット部分をクリックしてみます

  • Windowsで既定に設定したWebブラウザが開いて、スクリーンショットにリンクされたURLのWebページが表示されます