本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していく。第17回目は、Excelに搭載されている「クリップボード」機能を使って、セルに入力した文字列のコピー&ペーストを効率的に行う方法を紹介しよう。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

コピーした文字列を選んで貼り付ける

クリップボード機能は、基本的にコピーしたデータを格納しておき、貼り付け (ペースト) を行う際に利用する。Windowsのクリップボードは1つのデータのコピーにしか対応していないが、Officeアプリケーションのクリップボードでは、最大24個のデータを格納でき、複数のコピーデータから選んで貼り付けることが可能だ。

Excelでは、「ホーム」タブのリボンにある「クリップボード」欄右下のアイコンをクリックする

シート画面の左側に「クリップボード」画面が表示される。まずは任意のセルを選択してリボンの「コピー」アイコンをクリックする

「クリップボード」画面にコピーしたデータが表示される。同じように複数のセルのデータをコピーしていこう

コピーしたデータが「クリップボード」画面に一覧表示される (最大24個)。セルを選択して「クリップボード」画面の一覧から貼り付けたいデータ右の「▼」アイコンをクリックし、メニューから「貼り付け」を選択する

選択したセルにデータが貼り付けられた

「クリップボード」画面の一覧からデータを選択して、貼り付けを実行していく。一度コピーしておけば何度でも使えるので、多数のコピー&ペーストを行いたい場合に便利だ