Facebookは、過去にユーザーの情報を企業に渡していたことが発覚しています。そのため、広告対策も重要となりす。
Facebookの最大の収益源は「ターゲット広告」です。ターゲット広告とは、ユーザーの年齢や性別、出身地などで絞り込む企業広告のこと。たとえば、独身の人に対しては婚活サイトの広告が出るなど、ユーザーとして不快に思う場面もあります。
ターゲット広告をすべてシャットアウトすることはできませんが、次の設定である程度は絞ることが可能です。
1つは、基本データ(個人の属性)でのターゲット広告をオフにすること。交際ステータス、勤務先、役職など、職業や学歴のデータを広告主のターゲットにさせないようにします。
もう1つは「広告設定」で、ここでは企業との情報連携やFacebook上のアクティビティを企業に渡すかどうかなどを設定します。いずれも「許可しない」「非公開」にするべきです。
【その4】乗っ取り防止のために二段階認証はマスト!
Facebookの乗っ取りの被害は以前よりも騒がれなくなりましたが、実は今も続いています。万が一パスワードが漏れても乗っ取りを防ぐことができる「二段階認証」を必ず設定してください。
二段階認証はパソコンとスマホなど、異なる2つの端末で本人かどうかを確認する仕組みです。「設定」→「セキュリティとログイン」→「二段階認証を使用」をオンにします。
アプリにテキストメッセージを送って認証するパターンと、認証アプリを使うパターンの2種類があります。どちらでも構いませんので、必ず設定して乗っ取りを防いでください。
【その5】タグ付けの完全拒否はできないので注意
「写真のタグ付け設定は?」と疑問に思う人もいるでしょう。
残念ながら、Facebookでは写真をのタグ付けを完全に拒否する仕組みはありません。「タグ付けされた写真をあなたのタイムラインに載せない」という設定はありますが、タグ付けそのものを一括で防ぐ仕組みがないのです。
防御手段は、タグ付けされるたびに手動で削除すること。タグ付けの通知が来たら「タグの削除」を行います。面倒ですが、削除したうえで「タグ付けはご遠慮ください」とタグ付けした相手に意思表示しましょう。
Facebookを安全に使うためには、この5つの設定がマストといえます。自分だけでなく、家族や友人にも伝えるようにしてください。あなた自身のプライバシーを守るには、家族や友人が不用意な投稿をしないことや、設定をきちんとすることが欠かせないからです。