「ボイスメモ」をよく使う方は、一度録音モードの設定をチェックしておくのがおすすめです。iOS 26以降、機種によっては、普通に録音しただけで従来より多くのストレージを消費してしまう設定になっているかもしれません。

iPhone1台だけで多重録音に対応した「ボイスメモ」

ボイスメモは、2024年末のアップデートから多重録音機能を搭載しました。保存された録音に、レイヤーを追加して別の音声を重ね録りできるという機能です。

  • 「ボイスメモ」に保存された録音を開き、[+]をタップしてレイヤーを追加。番号のついた録音ボタンをタップすると、その番号のレイヤーに録音できます

    「ボイスメモ」に保存された録音を開き、[+]をタップしてレイヤーを追加。番号のついた録音ボタンをタップすると、その番号のレイヤーに録音できます

この録音をiCloud経由でMacのボイスメモからファインダーに保存し、「Logic Pro」(Apple製の音楽制作ソフト)に読み込めば、レイヤーをそのままトラックとして編集することができます。つまり多重録音は、インストを録音した上に別レイヤーでボーカルを録音し、さらに後から編集するなど、音楽制作系での利用を想定した機能と言えます。

この機能を使うには、新しいファイル保存形式「QTA(QuickTime Audio)」で録音を保存する必要があります。QTAは、Apple開発による空間オーディオを前提としたフォーマットで、高度な編集に対応する分、従来の「M4A」形式に比べてストレージ消費が非常に大きいことが特徴です。

iOS 26では、機種によってはこのQTAがデフォルトの保存形式に設定されているようです。

QTAは多重録音をしなくてもストレージ消費が大きい

QTAは多重録音をしなくてもM4Aより多くのストレージを消費するため、会議記録や日頃の思いつきなど、日常的なメモとして使う場合にも影響は避けられません。

録音内容が異なるため正確な比較はできませんが、筆者の環境で確認したところ、同程度の長さの録音で6〜8倍程度の差が見られました。

  • 最近録音した音声はQTA形式。iOS 26になる前の録音はM4A形式で保存されていました。ほぼ同じ長さの録音で、ファイルサイズには大きな開きが

    最近録音した音声はQTA形式。iOS 26になる前の録音はM4A形式で保存されていました。ほぼ同じ長さの録音で、ファイルサイズには大きな開きが

ボイスメモの保存形式をM4Aに戻す方法

多重録音が必要ない場合は、ストレージ節約のためにボイスメモの保存形式はM4Aに戻しておくのが正解でしょう。保存形式を確認するには、下記の手順で操作します。

  • 「設定」を開き、[アプリ]→[ボイスメモ]の順にタップ。

    「設定」を開き、[アプリ]→[ボイスメモ]の順にタップ。

  • 「録音モード」が[空間]だと保存形式がQTAに設定されています。タップして[モノラル]を選択

    「録音モード」が[空間]だと保存形式がQTAに設定されています。タップして[モノラル]を選択

  • 前の画面に戻り「オーディオの品質」をタップ。[ロスレス圧縮]を選択。これで以前までの設定に戻ります

    前の画面に戻り「オーディオの品質」をタップ。[ロスレス圧縮]を選択。これで以前までの設定に戻ります

録音済みファイルをM4Aに変換する方法

すでにQTA形式で録音されたファイルをM4Aに変換するには、ボイスメモから「シェア」で自分に送るのがお手軽です。

  • ボイスメモの録音名をタップして、再生ボタンが表示されたら右端の[…]をタップ。メニューが開いたら[共有]をタップします

    ボイスメモの録音名をタップして、再生ボタンが表示されたら右端の[…]をタップ。メニューが開いたら[共有]をタップします

  • シェアシートから送信方法を選択(ここでは[メール])。録音がM4A形式で書き出され、添付されます

    シェアシートから送信方法を選択(ここでは[メール])。録音がM4A形式で書き出され、添付されます