iOS 15.4では、マスクをしたままFace IDが使用できるようになったこと以外にも、いくつか新機能やアップデートが追加されています。知っておくと便利な機能をいくつかご紹介します。

「ぴえん」の新種(?) など、絵文字追加

iOSのアップデートでは、度々絵文字が追加されています。今回もスマイリーの新種や、なぜそれ? と思う絵文字など、多くの種類が追加されています。

  • 使い所がわからない「空の巣」などから、今までなかったのが不思議な「バッテリー残量低下」「等号」まで、新しい絵文字が追加されました

ちなみに、「ショートカット」アプリの「ギャラリー」にある「あの絵文字に名前を付ける」を使うと、絵文字のシステム名(日本語訳)がわかります。

  • 「ショートカット」アプリの[ギャラリー]タブを開き、検索窓から「絵文字」で検索。[あの絵文字に名前をつける]が表示されたら[+]をタップします。[マイショートカット]タブを開き、先ほどのショートカットをタップ

  • 絵文字を入力して[完了]をタップすると、名前が表示されます

アプリからSharePlayを開始

動画や音声を離れた場所にいる人と同時に楽しめる「SharePlay」。iOS 15.4ではSharePlay対応アプリから直接共有を開始できるようになりました。以前はFaceTime通話中にホーム画面へ戻り、動画・音声アプリを開いて共有を開始する必要がありましたが、それに比べるとかなり簡略化されています。

  • Apple TV+など、SharePlay対応アプリの画面でシェアボタンをタップ→[シェアプレイ」をタップ。共有相手を入力し、[FaceTime]をタップすると通話が始まります

iPhone 13 Pro /Pro Maxでは、拡大鏡機能に超広角カメラを選択可能に

iPhone 13 Pro/Pro Maxでは、ルーペ代わりに便利な「拡大鏡」に「クローズアップ」機能が追加。より近い距離で対象にピントを合わせられるようになりました。

  • コントロールセンターを開き「拡大鏡」をタップ→カメラボタンをタップ→「クローズアップ」を選択します

「拡大鏡」や「カメラボタン」が見当たらない場合は…

  • コントロールセンターに「拡大鏡」がない場合は、「設定」アプリで[コントロールセンター]を開き、[拡大鏡]の[+]をタップします

  • 「拡大鏡」の画面にカメラボタンがない場合は、左下の設定ボタンをタップ→[カメラ]の[+]をタップします

「緊急SOS」は、両サイドのボタンを押し続けると通報される設定に

緊急通報は、サイドボタンと音量ボタン(上下どちらでも)の長押しで通報される設定に統一されました。以前からあった「サイドボタンを素早く五回押して通報」もオプションで利用可能です。

  • 「設定」で[緊急SOS]を開くと、通報の設定を確認できます

使う機会がない方がいい機能ではありますが、万一のために使い方を知っておきましょう。

  • サイドボタンと音量ボタン(上下どちらでもOK)を長押しし続けると、カウントダウンが始まり、大音量でアラート音が鳴ります

  • この画面で「緊急SOS」をスワイプすると、警察(110番)/海上保安庁(118番)/消防・救急(119番)への発信先を選択できます