約9分で洗える洗濯機や、コンパクトながら冷凍室をほぼ半分確保した冷蔵庫など、一人暮らしに便利な家電たちがワンルームを模したスペースに並んでいます。アイリスオーヤマが2026年3月9日~13日に開催した特設ショールームを見学してきました。
2020年はホワイト・ブラックカラーのもの、2022年はインテリアを意識したもの、2025年は限られたスペースの部屋に置きやすい“スぺパ”を意識したものなど、都度、新生活向け家電を提案してきた同社ですが、2026年は「アイデア新生活」をコンセプトに、一人暮らしを快適にするアイデア機能を搭載した家電をアピールします。
この背景には、価格を重視するユーザーが低下する一方、デザイン性やブランド力を求めるユーザーが増加している傾向が、2025年8月に実施した同社調査で浮かび上がったため。実際の生活シーンで生まれた不満や悩みを解決する“アイデア家電”を、2026年の新生活家電として提案します。
実際に見たショールーム展示のなかで、特にユニークな5つの家電をご紹介します。
本体の約半分が冷凍庫になった冷蔵庫
「大東量 Lite」(実勢価格51,000円前後)は狭小住宅や物価高を背景に、「2台目冷凍庫」より「メイン冷蔵庫」の冷凍容量を重視したスリムな冷凍冷蔵庫。
冷凍室を本体(容量153L)の半分弱(冷凍容量60L)まで拡大した従来から冷凍室を10L増やし、2024年12月発売の商品ながら今でもユーザーからの評判が高いといいます。
上部は耐熱板で電子レンジやトースターを設置できるため、一人暮らしの狭いキッチンでも場所を有効活用できます。
「時短ボタン」で素早く温められる電子レンジ
「タイパレンジ 単機能」(実勢価格は17,380円前後から)は“時短ボタン”の操作であたため時間を短縮できる電子レンジ。忙しい単身者は電子レンジをよく使うが、加熱時間を積み重ねると負担が大きいとして開発されたそう。
あたためたい食材などのパッケージに記載された推奨出力と時間を設定した後に「時短」ボタンを押すと、自動で最大900Wまで出力を上げ、最大44%あたため時間を短縮できます(500W出力で「時短ブースト機能」を使用した場合と比べ)。
150gのパックご飯を実際に温めたところ、指定の温め時間は500W/600Wで1分半でしたが、時短ボタンを押すと約50秒に短縮され、出来上がったご飯もホカホカ。お腹が空いて急いで食べたい時にもうれしい機能です。
小容量なら約9分で洗いあがる洗濯機
「OSH fit」(実勢価格38,000円前後から)は、約9分で脱水まで完了する「特急コース」を備えた全自動タテ型洗濯機。干す場所が不足している、まとめ洗いでは時間がかかるといった悩みを解消すべく開発された製品で、約9分という洗濯時間は同社製品の中でも最速とのこと。
ただし洗える容量は1kg目安と少ないことに注意。明日着る衣類だけすぐ洗っておきたい、汚れた服だけいま洗いたい、といった用途に役立ちそうです。
洗濯槽の底にあるパルセーターはウイングカーブ形状となり、洗濯物のかくはん力がアップしたとのことです。本体はW500×D535×H845mmとスリムで一人暮らしにも置きやすい洗濯機です。
紙パック式の軽量ふとんクリーナー
「軽量紙パック布団クリーナー」(ホワイトの実勢価格:19,800円前後)は、珍しい紙パック式のふとんクリーナー。約950gの重さで使用時の負担が軽く、コードレスで取り回しやすいアイテムです。
紙パック式のメリットはごみ捨て時に吸ったほこりやダニの死骸、花粉などが飛散しないこと。本体から紙パックごと取り外せ、手を汚さずそのまま捨てられます。実際にベッド上で稼働させてみたところ、軽く動かせることのほか稼働音も大きすぎず好印象でした。紙パックは約2年分となる24枚がパッケージに同梱されています。
紙くずの散らばりを防げる静音シュレッダー
「パーソナルシュレッダー SIZCUT」(実勢価格:11,800円前後)は、静音性に注力したパーソナルシュレッダー。動作音が約35dBと図書館相当の稼働音で書類を裁断でき、在宅ワークを取り入れているビジネスパーソンに適した製品です。
シュレッダーして出た細かい紙くずは箱や床に静電気でくっついてしまい、地味に掃除の手間がかかるのが難点ですが、SIZCUTのユニークな点は静電気を除去する除電クリーンシステムを搭載していること。
紙の裁断時に発生した静電気を、ダストボックスの底面に備えた金属プレートで除電することで、紙の散らばりを抑えられます。実機では少しボックスを叩いただけで紙くずがまとまっていました。シリーズとしては4枚同時裁断に対応したマイクロクロスカットモデル、7枚同時裁断に対応したクロスカットモデルの2種類を用意します。





















