PLAUDは3月19日、サッカー選手・長友佑都選手を起用した同社初となるテレビCM発表会を開催し、新製品や事業戦略を発表。会場では3月23日に国内発売するAIボイスレコーダー新製品「Plaud NotePin S」を披露したほか、トレジャーデータとの連携による法人ソリューションの提供が明かされました。
確実に記録。物理ボタンで操作性高めた新型「NotePin S」
「Plaud」シリーズは、2021年12月に設立されたPLAUDが手掛けるAIボイスレコーダー。同社は2023年1月にカード型の「Plaud Note」、2024年8月に装着型の「Plaud NotePin」、そして2025年8月にカード型の高性能モデル「Plaud Note Pro」を展開してきました。
合わせて文字起こしなどを担うAIプラットフォームPlaud Intelligenceも、無印→2.0(2024年8月)→3.0(2025年10月)と進化させています。
今回新製品として発表されたのは、2024年に登場した小型モデル「Plaud NotePin」の進化版となる「Plaud NotePin S」。
カプセル状の形やマイク数とその性能、バッテリー駆動時間といった従来モデルの基本性能は維持しながら、操作性を改良。新たに録音スタート/ストップできる物理ボタンが本体中央に追加され、直感的に操作できるようになりました。
従来モデルには物理ボタンがなく、タッチ操作による振動フィードバックのみだったため、録音スタートやストップ操作の確実性に課題がありました。
新モデルのPlaud NotePin Sでは物理ボタンを搭載し、本体を視認しなくても操作しやすくなったほか、ワンタッチで重要箇所を記録する「ハイライト記録機能」が本体ボタンを押して使える形になっています(従来はスマートフォンアプリからのみ利用可)。
また、これまでは別売だった専用ネックストラップやリストバンドが標準同梱となり、マグネットピン、クリップと合わせて計4つの装着アクセサリーが同梱されます。これにより、利用シーンに応じて適切な装着方法を使い分けられるようになりました。
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PLAUDでVice President of Operations And Financeを務めるGeorge Zviagin氏。Plaudは世界170以上の国と地域で、150万人以上のユーザーに利用されているといい、Zviagin氏は「AIが人間の能力を代替するのではなく、知性を拡張するパートナーとなること」とPlaudのミッションを説明した
AI機能も強化され、質問するとAIが録音データを参照して回答する「Ask PLAUD」がアップデート。会議内容をAIが分析し、図解形式のインフォグラフィックとして自動生成する機能や、独自のプロンプトを使ったカスタムスキルを最大10個まで作れる「スキル機能」などが追加されました。このアップデートは既存モデルにも適用されます。
発売日は3月23日12時で、カラーはパープル、ブラック、シルバーの3色。価格は4種のアクセサリーを同梱して28,600円。公式サイトやAmazon、楽天市場といったECサイト、家電量販店などで取り扱います。また、4月8日から10日まで東京ビッグサイトで開催されるIT総合展示会「Japan IT Week」にて実機を展示する予定です。
日本企業向けに「Plaud」法人ソリューションを提供
トレジャーデータとの業務提携により、4月13日から日本企業向けに「Plaud×Treasure Data 法人ソリューション」を提供することも発表されました。
この提携ではトレジャーデータが日本の法人市場でPlaudデバイスの販売からサポートまでを一貫して提供。Plaudデバイスで録音したデータはトレジャーデータへ転送され、端末側のデータを自動消去する仕組みで情報漏洩リスクの低減を図ります。
PLAUDにとって日本は「最重要市場の1つ」だといいます。その理由は、2024年の市場参入から2025年の売り上げが前年比4倍と急成長しており、グローバル売上では米国に次ぐ第2位、アクティブユーザー数では世界第1位となっているため。
PLAUD Sales Directorの鈴木直幸氏は、日本の顧客は「我々の製品に価値を見出している」とコメントし、日本ユーザーの要望を拾い上げて、最新アップデート版からAWS東京リージョンでのデータ管理へ移行したことや、Plaudデスクトップアプリの提供、Plaud NotePin Sの物理ボタン搭載といった改良を実施したと話しました。
法人営業や接客、MRなどのトレーニングに需要を見出しているほか、カスタマーハラスメント(いわゆるカスハラ)対策としての活用も見込んでいます。
長友選手起用の新テレビCMでブランド認知を広げる
Plaud初となるテレビCMは3月28日から順次放映。プロサッカー選手として長年世界の舞台で活躍し、現在も挑戦を続ける長友佑都選手がPlaudシリーズを力強くアピールします。
テレビCMはPlaudシリーズを日本市場でより多くの人に認知させる目的で制作。出演する長友選手はPLAUDがオフィシャルパートナーを務めるFC東京に所属することや、プロサッカー選手と起業家の両方で挑戦を続けることなどが、ブランドメッセージ「AIの力で挑戦する人の可能性を最大限に引き出す」と合致することから、起用に至りました。
発表会では、3月14日の試合で負傷した長友選手からビデオメッセージが寄せられました。
長友選手は「撮影は非常に楽しく、僕自身も盛り上がった」と笑顔を見せ、「僕自身、現在ワールドカップという大きな目標に向かって、最高の状態でプレイできるように日々挑戦しています。その調整の中で、瞬時に決断を下さなければいけない場面は多い。そんなときに記録をPlaudに任せることで会話に集中でき、後で振り返りまでできてしまう」と、製品を評価しました。
「Plaudが常に進化し続けているので、ライバル感もあります。自分自身も絶対負けられない、成長したいと感じています」(長友選手)。
新CM「最高の成果を、アシスト。」篇は30秒のテレビ版と、20秒の「Plaud Note Pro」篇/「Plaud NotePin S」篇の3バージョンで展開します。
















