インターネットイニシアティブ(IIJ)は2月18日、ローカル5Gに対応したeSIMプロファイルを1つから発行できるソリューションの提供を開始した。プロファイル発行に伴う手間とコストを大幅に削減し、工場/大学/自治体/インテグレータなど小規模からローカル5Gの活用を検討する事業者向けの提供としている。

  • 利用イメージ

    スタジアムでのローカル5Gの利用イメージ

配布サーバ導入不要でeSIMを発行可能

ローカル5G対応のeSIMプロファイルを発行するには、業界団体であるGSM Association(GSMA)が認定した専用サーバ(SM-DP+サーバ)の構築・運用が必要で、最小ロットの要件が高いことも加わり、少数枚の発行では採算が合わないことが導入障壁となっていた。

今回のソリューションでは、eSIMコネクティビティ管理を手がける仏タレスの「Thales eSIM as a Service」を採用することで、配布サーバの導入やプロファイル開発を不要とし、事前定義されたeSIMプロファイルを必要数量に応じて1つから柔軟に発行できる仕組みを実現した。特徴として、ローカル5G SA(Stand Alone)への対応に加え、iPhoneやiPadをローカル5G環境で使用する際に必要となる加入者情報(IMSI)の秘匿化機能(SUCI)に対応したプロファイル発行が可能となっている。

国内で高いシェアを持つiPhoneやiPadを含むeSIM専用端末での利用を想定している。主なユースケースとして、工場・倉庫での自律ロボット(AGV/AMR)の運用、学校や自治体における広域接続、スタジアムでの専用コンテンツ配信などが考えられるという。

提供価格は、プロファイル発行・基本手数料が100,000円、プロファイル発行単価が5,000円(1プロファイルあたり。発注数量により異なる)で、月額費用は0円。IIJはローカル5Gを導入する企業や自治体を支援し、サービス・ソリューションの開発を進めるとしている。