iOS 18の次バージョンはiOS 19...ではなく、西暦年ベースのナンバリングに変更され「iOS 26」として2025年9月16日にリリースされました。ガラスの光学的特性を生かしたとされる新デザイン「Liquid Glass」のほか、適応型電力制御や着信スクリーニングなど多くの新機能が導入されています。

地味なところでは、通称"スクショ"のスクリーンショットに新形式が導入されました。「設定」→「一般」→「画面の取り込み」の順に画面を開くと、フォーマット欄で従来形式/SDR、新形式/HDRのいずれかを選択できます。

iOS 18まで、スクリーンショットは一律にビット深度が16bitのPNG画像として保存されていました。PNGは可逆圧縮(ロスレス)の画像フォーマットで、色数の多さがファイルサイズに直結します。だから写真など色数の多い要素が表示されているときにスクリーンショットを撮ると、ファイルサイズが大きくなりがちでした。

新形式/HDRは、スクリーンショットをHEIF(High Efficiency Image File Format、ファイル拡張子は.heic)フォーマットで保存します。HEIFは効率に優れたフォーマットで、デジタルカメラなどで広く利用されているJPEGと比較するとファイルサイズを約半分に抑えることができます。

さらに新形式/HDRでは、ダイナミックレンジが広い、言い換えると白飛びや黒つぶれを抑えたスクリーンショットを撮影できます。従来形式/SDRでは、明暗差(ダイナミックレンジ)が小さくなるよう加工を施し記録するため、HDR写真が表示されているときに撮影されたスクリーンショットは見た目の印象が変わってしまいますが、新形式/HDRではiPhoneのSuper Retinaディスプレイで見たままの状態を残せます。

HEIFはロッシー、PNGはロスレスという違いはあるものの、ファイルサイズを抑えられるうえにダイナミックレンジが広い新形式/HDRのほうが、ユーザにとっては扱いやすいといえます。ただし、一部のアプリではHDRスクリーンショットを表示できないこともあるため、問題が生じた場合は従来形式/SDRに戻しましょう。

  • iOS 26で追加されたスクリーンショットの新形式「HDR」とは

    iOS 26で追加されたスクリーンショットの新形式「HDR」とは