米NVIDIAは7月31日(現地時間)、最新のGame Ready Driverに関するニュースリリースの中で、同社の旧世代GPUアーキテクチャおよびWindows 10に対する今後のサポートプランを明らかにした。長年多くのPCゲーマーに利用されてきた「GeForce GTX 10シリーズ」などのグラフィックカードは、2025年10月以降、新たなゲームへの最適化アップデートを受けられなくなる。

対象となる旧世代GPUは、Maxwell(GeForce GTX 900シリーズ)、Pascal(GeForce GTX 10シリーズ)、Volta(TITAN Vなど)の3アーキテクチャである。これらのGeForce GPU向けの新しいGame Readyドライバーは、2025年10月のリリースをもって終了させる。以降は、四半期に一度のセキュリティアップデートへと移行する。このセキュリティ更新は2028年10月までの3年間提供される予定である。

VRAM容量が限られるGTX 900シリーズの利用者は少数となっているが、GTX 10シリーズ製品は根強く使用され続けている。6月のSteamハードウェア&ソフトウェアサーベイによると、GeForce GTX 1060は4.16%、メモリ容量11GBのNVIDIA GeForce GTX 1080 Tiは0.80%を占める。ただし、レイトレーシング対応、 ディープラーニング向け処理やシェーダーの進化など、Turning以降とそれ以前の技術的な差は大きい。

  • NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti

    NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti

Windows 10については、全てのGeForce RTX GPUに対するWindows 10 Game Readyドライバーのサポートを、Windows 10のサポート終了日から1年後の2026年10月まで延長する。これにより、Windows 10ユーザーは当面の間、新しいゲームやアプリへの最適化を受け続けられる見込みである。

Windows 10は2025年10月14日にサポート終了を迎えるが、Microsoftは一定条件を満たすユーザーに対し、1年間セキュリティ更新を受けられる「拡張セキュリティ更新(ESU: Extended Security Updates)」を提供する。今回のWindows 10 Game Readyドライバーのサポート延長は、この期間に合わせた措置と考えられる。